前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

地元、福井市湊地区の区民体育大会。国難の時に民主党内では権力闘争か。

2011年05月16日 | Weblog
  昨日は地元、湊地区の区民体育大会でした。来賓競技でエプロンをつけて、ペットボトルのお茶を飲み、ゴミを仕分けする競技にでましたが、東村市長に負けました。その後は、「得点競技」のムカデ競争。3位でした。あとは地元2区の応援や、記録係のお手伝いの競技撮影。
いい天気で、事故もなく最後まで競技できたことがよかったです。私の住む2区は昨年は2位でしたが、今年は優勝!。なんと優勝は10年ぶりぐらいではないか、と。打ち上げではおおいに盛り上がりました。
みなさん、お疲れさまでした。

       会場内を歩いているといろいろ声をかけられます。「このたびはおめでとうございます」に始まり、「福島の原発事故をみていると、福井の原発も見直す必要がありますね」「新幹線はいりませんよ。在来線と関西への特急が大事です」「親が病気なので相談にのってほしい」「鈴木、西村さんも当選してよかった」などなど。
あらためて期待の大きさ・重さを実感しました。


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        佐々木衆議院議員・・・・政治とカネで告発され裁判中の民主党小沢元代表が、政府の原発事故への対応などを理由に、菅総理大臣の退陣を求めています。小沢元代表は、政府の東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応について、「今のような対応を続ければ、被害は拡大し、取り返しのつかないことに
 なる」と批判しました。
  
こうしたなかで、内閣不信任案への同調を求める署名集めに着手したという報道もあります。対象は、同党の小沢氏支持の衆院中堅・若手による「一新会」と衆院1年生でつくる「北辰会」のメンバーで、小沢氏を支持するかどうかの踏み絵という側面もあるというのです。民主党のなかで、75人以上が内閣不信任案に賛成すると、可決される可能性がでてきます。
  
これから6月22日の会期末に向け、国会ではいっそう緊迫した事態が噴出する可能性もあります。――私たちは、国民の立場にたって正確な対応をしなければなりません。・・・・・・・・



        不信任案可決となると解散総選挙か総辞職です。しかし、被災地の状況では解散総選挙はできませんから、内閣総辞職だけを狙った行動でしょう。
国難の時に、おなじ党内での権力闘争とは困ったものです。
国会議員のみなさんは、そのエネルギーを大震災と原発事故の救援復興に全力をあげるべきだとは思いますが・・・・。
福井県でも、福井県の史上最多の国会議員数となっているわけですが、あまり存在感を感じませんねえ・・・。

民医連総会でごあいさつ。小田和正コンサート、63歳とは思えない。福島原発事故の原因は?

2011年05月15日 | Weblog
昨日は、月曜日の要請行動の段取り、福井県民主医療機関連合会の定期総会、夜は連れ合いと小田和正コンサートなどでした。
民主医療機関連合会総会では、ご挨拶した後、報告や討論を途中まで聞かせていただきました。発言では、「職員の出前学習などを通じて、後期高齢者医療廃止もとめる署名がたくさん集まった」「ケアマネの活動」「高校生や看学生の体験受け入れ」「後発医薬品の活用」など様々な分野の活動が報告されていました。わたしの「現場に学ぶ」議員活動におおいに参考にしていきたいと痛感しました。

夜は、サンドーム福井での小田和正コンサート。会場に着くまで大渋滞で大変でした。参加者は7000名、だそうです。63歳とは思えない、声、動き。盛り上がり。素晴らしい。最初、調子が悪そうでちょっと心配しましたが・・・・杞憂!大震災被災でも「自粛」しないで、心を寄せて、「明るく、元気に」。
いいですね。観客も応えました! アンコールにもこたえていただき、最後はアカペラ。名物のご当地紀行は、鯖江市の商店街やメガネ会館、永平寺、東尋坊などでしたが、みなさん笑いや歓声でした。
私がはじめて小田さんのコンサートに行ったのは20年ぐらい前のフェニックスプラザでした。

 
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福井新聞・・・・・1号機、津波前に重要設備損傷か 原子炉建屋で高線量蒸気(2011年5月15日)

   東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者への取材で分かった。高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。

 1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。

 第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったとの見方を示していた。

 地震による重要設備への被害がなかったことを前提に、第1原発の事故後、各地の原発では予備電源確保や防波堤設置など津波対策を強化する動きが広がっているが、原発の耐震指針についても再検討を迫られそうだ。

 関係者によると、3月11日夜、1号機の状態を確認するため作業員が原子炉建屋に入ったところ、線量計のアラームが数秒で鳴った。建屋内には高線量の蒸気が充満していたとみられ、作業員は退避。線量計の数値から放射線量は毎時300ミリシーベルト程度だったと推定される。

 この時点ではまだ、格納容器の弁を開けて内部圧力を下げる「ベント」措置は取られていなかった。1号機の炉内では11日夜から水位が低下、東電は大量注水を続けたが水位は回復せず、燃料が露出してメルトダウン(全炉心溶融)につながったとみられる。

 さらに炉心溶融により、燃料を覆う被覆管のジルコニウムという金属が水蒸気と化学反応して水素が発生、3月12日午後3時36分の原子炉建屋爆発の原因となった。・・・・・・・・


    やはり、というか。「津波」対策だけではすまないことが明らかとなった。
もし、直下型の大震災ならもっと甚大な被害になっていたかも・・・・、とこのブログでも指摘していましたが。
福井県内の電力事業者の対策も津波への対応を考えるのが中心ですが、抜本的な再検討が必要です。

こういう点でも、先の県議会全員協議会でわたしが指摘したように、「福島事故の全容解明がされていない」のに、浜岡以外の原発は大丈夫、などという国の安全宣言のデタラメさがいっそう浮き彫りとなりました。

原発問題住民運動のみなさんとともに、福井県、日本原電、関西電力、原子力機構に申し入れました

2011年05月14日 | Weblog
昨日は、原発問題住民運動福井県連絡会、原発の安全性を求める嶺南連絡会のみなさんとともに、危険な原発推進政策の転換と自然エネルギーの開発・促進を求めて、県と日本原子力発電、日本原子力研究開発機構、関西電力の電力3事業者に申し入れました。

申し入れには、県連絡会の奥出春行、多田初江代表委員、林事務局長、嶺南連絡会の坪田嘉奈弥、遊津喜由代表委員らをはじめ、日本共産党からも私やかねもと書記長、山本貴美子敦賀市議、山川知一郎あわら市議が参加しました。


連絡会側は県内原発の直下や周辺に活断層がある問題も指摘し、高速増殖炉「もんじゅ」と老朽化原発の廃炉、新たな原発建設やプルサーマル運転の中止などを求めました。
県側は岩永幹夫原子力安全対策課長が応対し、「高経年化の影響が今回の(福島原発の)事故にあるか検証するよう国に求めている」などとのべるにとどまり、廃炉や運転中止を求める考えは示しませんでした。また、敦賀増設については、「国の審査が実態として中断している。先がみえない状況だ。高浜のプルサーマルについては、安全な運転を求めていく」などと答えました。

日本原電では敦賀地区本部の大森佳軌・業務・立地部長代理らが応対し、「福島事故は重大な事態。1、2号機については安全運転につとめる。3、4号機増設については、福島事故をうけた新しい知見にもとづくことになり、その状況をまつ」などと答えました。運転開始からすでに40年を経過している敦賀1号機について、「安全管理をしっかりして平成28年まで運転継続する」と、従来と変わらぬ方針を説明。奥出氏らは「活断層が間近にある。40年経過した原発を動かすのは非常識だ」としてただちに運転をとめるよう強く求めました。原子力機構は森将臣広報課長らが、関電は原吉平広報グループ課長らが応対しました。
  

  
関電では、津波によって滅んだといわれる「くるみ浦」も取り上げられました。・・・

関西電力HPより・・・・・・若狭湾にゴツゴツと細く突き出ている常神(つねかみ)半島―その中央を走る尾根の東側は美浜町、西側は若狭町です。若狭町側には、入り江ごとに集落がありますが、険しい断崖が連なる美浜町側には、人家がまったくありません。しかし、ただ一カ所、「くるみ浦」(久留見(くるみ)または久留美(くるび)とも)と呼ばれる場所には、かつて小さな村がありました。
 昭和30年発行の『西田(にしだ)村誌』には、「小川(おがわ)の裏の山を越した海岸を血の浦といい、そこには以前、クルビという村があったが、ある晩、村人が出漁中に大津波が押し寄せ、神社と寺と民家一軒だけを残して全滅した。その一軒の家は後に早瀬(はやせ)へ移住し、今は大阪にいるという。クルビ村がなくなったとき、日向(ひるが)は海、早瀬は山をもらい、小川はご本尊の延命地蔵菩薩(ぼさつ)をもらった(後略)」と記されています。
 くるみ村がいつ滅んだのかは不明ですが、若狭町気山(きやま)の宇波西(うわせ)神社に伝わる戦国時代(大永(たいえい)2年=1522)の文書(もんじょ)には、くるみ浦の名が氏子(うじこ)集落として出てきます。当時は、海運の中継地として栄えていたという説があります。また、江戸時代後期(天保(てんぽう)8年=1837)に、『早瀬浦の共有地である久留見』で、漁の合間に石灰(いしばい)になる石を掘り出したいと願い出た文書があることから、大津波の惨事は、戦国期から江戸後期の間の出来事とみられます。・・・・・・


    若狭にも巨大な地震・津波の「記録」「伝承」があります。
福島原発での耐震性再評価の検討会で研究者の岡村行信・活断層地震研究センター長が「貞観の地震で巨大津波がきている。どうしてまったく触れていないのか」との指摘に、東電の担当者は「歴史地震ということもある。研究的には課題だ」などと取り合わなかった経過もあります。
国会での吉井英勝衆議院議員の指摘も無視してきたこととともに、専門家からの指摘も国や東電は無視してきたのが事実です。そのことも、対策がとられずに今回の大惨事をまねく要因となったことは間違いないでしょう。
    福井県の原発でこのような「過ち」を繰り返さないために、歴史地震・津波についてもきちんと科学的評価の対象とすべきです。


          

滋賀県から福井の原発視察団。福島原発「メルトダウン」の深刻さ。

2011年05月13日 | Weblog
     昨日は、滋賀県の共産党議員や後援会のみなさんの原発視察をご案内しました。
滋賀県からは、湖南地区委員会の石黒地区委員長、甲賀市の山岡市議をはじめ60名もの方々が参加されました。地元からは私のほか、上原修一・山本きよ子敦賀市議、山本雅彦嶺南地区委員長が説明・案内をおこないました。

     午前中は国の保安院、敦賀市、わたしたちからの説明と質疑応答をオフサイトセンターでおこないました。
原子力安全・保安院の森下泰・地域原子力安全統括管理官や敦賀市役所の原安課、市民防災課、財政課などの課長や担当者が福島原発事故の対応状況、市の防災計画・財政状況などの説明をおこないました。

参加者のみなさんからは「作業員の教育や、防災訓練はどうなっているのか」「若狭湾の地震津波の想定はどうなっているのか」「福島事故をうけて、安全協定をどのように見直すのか」「いまの防災計画と福島事故の現実との乖離はどう考えるか」など活発な質疑応答がつづけられました。
また、「今回のツアーに参加したのは、原発をやめてほしいからです。琵琶湖が汚染されたら大変です!」との女性の発言もありました。

私や敦賀市議団もこの間の議会論戦や取り組みを紹介しました。
私は、3.11直後の福井県への申し入れ、2005年に福島原発を例にあげて津波対策を取り上げた議会質問、11名が死傷した美浜原発事故で関電の原発を止めさせて総点検を実現したこと、今度の新しい県議会で「安全確保等を求める意見書」があげられたことなどを紹介しました。


      午後には、美浜原発のPR館、「もんじゅ」のPR館に移動して、それぞれ関西電力、原子力機構から説明をうけました。
福井県の危険な原発依存を見直し、原発に頼らないエネルギーを考えていくうえで今後とも共同してがんばりましょう。



                    ★



       朝日・・・・東日本大震災で爆発事故を起こした東京電力福島第一原発1号機で、大量の燃料が溶融し、圧力容器の底部にたまる「メルトダウン」が起きていたことを12日、東電が認めた。東電は4月、「燃料の一部損傷」を前提とした事故収束の工程表を発表したが、予想を上回る厳しい燃料の状態がわかり、作業日程への影響は避けられそうにない。

 東電によると、圧力容器の水位は現在、底部から約4メートルの位置より下にあると考えられる。高さ20メートルの圧力容器全体の体積の2割以下しか水がたまっていない計算だ。底部には、合計すると直径数センチ程度の大きさに相当する複数の穴があいているとみられるという。

 これまで1万トンを超える水を圧力容器に注入しているが、3千トンの水が行方不明になっており、格納容器から漏れ出ているとみられる。東電は燃料の上部まで格納容器内を水で満たすことを目指して「冠水」作業を続けているが、「作業の見直しが必要」としている。

 冷却が長期化して注水量が増えれば、圧力容器の底から原子炉建屋やタービン建屋、地下坑道へもれる放射能汚染水が増える。東電は汚染水を浄化して冷却に再利用する設備をつくっているが、処理すべき量や濃度が増えて計画見直しが求められる可能性もある。

 東電によると、溶けた燃料が圧力容器の外に漏れている可能性が否定できないといい、汚染水の発生量はさらに増える恐れがある。汚染された格納容器そのものの処分も、格段に難しくなる。・・・・・・



  
      このような深刻な状態も想定されることは、わたしたちも事故直後の3月14日の福井県への申し入れで指摘していました。

「水漬」では問題は解決せず、かぎりなく高濃度の汚染水が排出されることになるので、対策の抜本的な見直しが必要となります。

津波対策にしてもそうですが、「歴史的な巨大津波」を考慮しなかったことが今回の大事故の重要な要因です。
今後のシステムの収束・安定めざす展開も、「最悪」を想定して、あらゆる手立てを考えていくことがますます必要だと痛感します。

当選後初の福井県議会本会議。原発問題、保安院の「安全宣言」を批判。

2011年05月12日 | Weblog
NHK・・臨時県議会で新議長ら決まる

福井県議会の臨時議会が11日、先月行われた県議会議員選挙を受けて開かれました。はじめに東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げたあと、新しい議長と副議長の選出が行われ、新しい議長には県議会最大会派で自民党県政会の田中敏幸議員が選ばれました。
田中議員は鯖江市選出の58歳で現在、4期目です。
これまで県議会の副議長や議会運営委員長などを歴任しています。田中議員は「今後、地方議会、地方自治の役割はいっそう重要になってくる。公正で円滑な議会運営に最善をつくしたい」と抱負を述べました。また、新しい副議長には小浜市三方郡三方上中郡選出で同じ自民党県政会の吉田伊三郎議員が選ばれました。

一方、任期満了となる旭副知事にかわる新しい副知事の人事案についても審議し、総務省地方債課長の満田誉氏が今月17日付で副知事に就任することが決まりました。満田氏は、大阪府出身の50歳。東京大学を卒業後、昭和58年に旧自治省に入り、政治資金課政党助成室長や大臣官房参事官を経て、総務省地方債課長を務めています。・・・・・・・





昨日は当選後はじめての県議会本会議でした。福井県議会の臨時会が開かれ、私も世話人会で提案していた福島原発事故をうけた意見書が採択されました。
「福島第一原子力発電所の原子力災害等を踏まえた原子力発電所の安全確保等を求める意見書」として、「今般の事故は、立地地域住民に強い衝撃と不安を与え、今後のエネルギー政策や原子力発電に対する県民の信頼を大きく損ねることになった」として、「全国の原子力発電所の安全性について厳格に確認し、今後の原子力発電の方向性を明らかにするとともに、今回の事故に伴い必要となる原発立地地域への更なる支援を強く求める」内容です。

また、議長、副議長、各常任委員会委員などの選出もおこなわれ、私は厚生常任委員会、予算特別委員会の所属となりました。

議長選挙では、私は自分に投票しました。副議長選挙は白票でだしました。議長には自民党の田中さん、副議長には自民党の吉田さんが選ばれました。以前は、民主党系は自分たちで独自候補をたてていた時期もありましたが、今回は自民党候補に投票しています。
また、議員歳費のカットについても条例が提案され、3パーセントカットが決められました。


副知事の旭さんが退任されることになりました。原発問題などいろいろ議論した思い出もあります。
また、今度で退職される部長さんたちもご挨拶にみえられました。おつかれさまでした。議会での論戦を楽しみにしていましたが・・・・。

新副知事には現職の総務省課長が提案されました。いわゆる「天下り」です。もっとも福井県庁で仕事をされた経験もある方のようです。
しかし、賛成はできかねます。私ひとりが副知事人事提案に反対しました。


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本会議のあと、全員協議会が開かれ、県、原子力安全・保安院、関西電力、日本原電、原子力研究開発機構からそれぞれ、東日本大震災に対する対応、福島原子力発電所の被災状況および緊急安全対策の実施状況、県内原子力発電所の緊急安全対策、についての説明がおこなわれました。

私は5月9日の経済産業大臣談話で「現在運転中の原子力発電所について運転を継続すること及び起動を控えている原子力発電所が運転を再開することは安全上支障がない」としたことについて、「福島原発事故の収束も全容解明もされていないなかでの安全宣言は許されない」と批判しました。山本原子力安全・保安院原子力発電検査課長は「福島と同様のことが起きても大丈夫、と確認している。防護対策としては中長期の津波対策をおこなう。抜本対策は今後も必要で二頭立てでおこなう」などと答えました。

また、「使用済み核燃料貯蔵プールを改造して貯蔵量を増やしているが、福島事故のような場合は温度をあげる要因になる」「原子力安全委員会の活用が不十分ではないか。原子力安全・保安院はこれまで原発を推進してきた側ではないか」についても国の見解をただしました。これらの私の質疑について、今日の福井新聞や読売新聞などでも「県民感情あわない」「地元の不安解消せず」などと紹介されています。

西村きみ子市議地域での「選挙ごくろうさん会」。大震災・原発事故被災者に先のみえる政治を。

2011年05月11日 | Weblog
   昨日は、ひきつづいての生活相談の対応や、西村きみ子市議地域での「選挙ごくろうさん会」でした。相撲甚句もとびだし、「勝って良かったね」の美酒に酔いました。若い女性のみなさんも参加。亡くなられたお母さんのことも思い出します。日本共産党に出会って、家族で政治や社会のことを話すようになったとか、嬉しい限りです。西村市議と私も、選挙戦のお礼を述べ、公約実現にともにがんばる決意を訴えました。


さて、今日は臨時県議会です。
新聞紙上には、早くも自民党の議長、副議長が「発表」されています。昨日は自民党が会議している部屋の壁に耳をおしつけているマスコミの姿。いつみても「おかしい」。失礼だが・・・・。
副議長は第二会派からだすべき、との意見もありましたが、自民党が押し切るようです。報道では、自民党内も調整が難航し、無記名投票の選挙で副議長候補を選んだとか。


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佐々木衆議院議員・・・・第一次補正予算の成立を受け、菅直人総理は、これから復興ビジョンの策定と福島第一原発事故の収束・検証に取り組み、第二次補正予算案へとつなげる構想を描いています。菅総理は「復興構想会議が提示する青写真のことも考え、検討する」と表明し、野田佳彦財務大臣は「税と社会保障の一体改革の成案後の作業だ」と言っています。そうなると、第二次補正予算案の提出は7月以降になるでしょう。
  
通常国会の会期6月22日を大きく超えることになります。会期を大幅に延長するか、それともいったん国会を閉じて、秋に臨時国会を召集し第二次補正予算案を審議するか。――野党第一党の自民党は「復興は菅政権に委ねられない」と対決姿勢を強め、民主党内の「反菅」勢力の同調を得て衆議院で内閣不信任決議案を可決するという構想を描いていると言われています。・・・・・・・・


内閣不信任案ありき、での権力闘争。いまは、先のみえない大震災、原発事故の被災者のみなさん方に「先のみえる」展望をしめすことが政治の責任だと思いますね。

日本原電敦賀2号機 放射性ガス漏れ。福島原発事故救援・復旧、共産党の提案。   

2011年05月10日 | Weblog
昨日は、朝はかねもと幸枝さんとの街頭宣伝。その後、土砂災害対策や医療事故関係での生活相談の対応、会議とつづき、夜は事務所の「選挙ごくろうさん会」でした。元県委員長の嵐山さんから「水戸黄門の印籠」をいただきました。まあ、県議会でふりかざすわけにはいきませんが(笑)。「県民の印籠」をもっているつもりでがんばります。


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NHK・・・敦賀2号機 放射性ガス漏れる    05月09日 
  
福井県敦賀市の敦賀原発2号機では、先週、1次冷却水に含まれる放射性のヨウ素やガスなどの濃度が最大で通常の1300倍余りに上昇し、日本原電は核燃料を収納する管がわずかに破損して放射性物質が漏れ出したと見られることから7日、原子炉を手動で止めて、原因を調べるために燃料を取り出す準備をしていました。
日本原電によりますと、1次冷却水の放射性物質の濃度を下げるため冷却水から放射性のガスを回収する作業を行っていたところ8日夕方、排気筒の放射性物質の濃度を示す値が通常より10%前後上昇したということです。
回収作業を止めたところ濃度は通常の値に戻ったということで、日本原電ではガスを回収する装置や周辺の配管やバルブからガスが漏れ出て外部に放出されたと見て、回収作業を中断して原因を詳しく調べています。
日本原電によりますと、大気中に漏れた放射性ガスの量は年間許容量の40万分の1程度とごくわずかで、敷地内の観測データに変化はなく環境への影響はないということです。・・・・・・・




   あらためて大地震がなくてもトラブル続きの福井の原発は心配になりますね。

今日の赤旗には、福島県内被災地を訪問した志位委員長の会見が載っています。
①被災者が一番のぞみ、もっとも大事なことは、一刻も早く原発事故を収束させること。その見通し、故郷に戻れる見通しを、おおまかでも政府が責任をもってしめすこと。東電まかせではなく、政府が責任をもってしめすことが重要。
②放射能汚染の正確な把握と公開・説明。国がきちんと綿密なモニタリングをして対応にあたるべき。
③計画的避難区域で住民の安全をしっかり確保することを前提に、実情に即した柔軟な対応が必要。
④賠償問題では、原発事故が起きなければあったであろう収入と現実の収入との差額をすべて東電に賠償させる。
また、負債についても、原発事故は人災であり、国が肩代わりすることが必要。
⑤現状では、原子力緊急事態宣言が解除された場合、対策本部も解散し、すべての措置が打ち切られる。解除後の全面的・長期的な対策実施が必要であり、特別法をつくることも必要。福島県民全体の健康状態を定期的にしっかりと管理し、医療保障を国の責任でおこなうことが必要。

志位委員長、市田書記局長先頭に、何日もかけて被災地・被災者の声を聞いてきただけに内容には重いものがあります。
しかし、一つ一つが大変な労力、財政を伴います。
あらためて、苛酷事故となればこのような深刻な事態をひきおこすことが明瞭となった原発依存から、国も地方も脱却していくことが求められていると痛感します。

相次ぐ原発視察要請。「原発ゼロ」めざす契機としたいですね。

2011年05月09日 | Weblog
井上参議院議員・・・・2日の夜に大門議員とともに福島県のいわき市に入り、翌3日、地震・津波、原発被害の調査をしました。地方選や国会対応で、なかなか現地に入れなかったのが、やっと現地入りできました。詳しい内容はHPの活動日誌をご覧ください。

 感想を二つ。一つは、津波被害で壊滅的被害を受けた場所に立った時の思いです。がれきの山になった映像は、テレビで何回も見てきましたが、360度見渡す限りがれきの山という光景を直に見るとその衝撃は違います。
 被災者の方々に軽い気持ちで「頑張ってください」とは言えない、と思いました。
我々に、救援・復興に取り組む覚悟が厳しく問われています。「全力で取り組みます。一緒にがんばりましょう」と声をかけました。

もう一つの感想。2日の夜にいわき駅に到着したときの印象は、「あれ、明るいな」ということでした。津波被害をうけた地域は電柱もことごとく倒れて流されており、いまだに停電中で、道路の信号も消えたままのところもありました。
しかし、大半の地域で電気は復旧しています。コンビニをはじめお店の看板もふつうに点灯しています。
一方、震災後の計画停電以来、東京都内はコンビニなどお店の看板の照明の多くは消されています。最初は、まちが薄暗いと思いましたが、今はこれが当たり前と思います。

 いわき市の一部は、福島原発の30㎞圏内に入っているのに、なぜ節電しなくていいのかと一瞬思いましたが、福島原発は東京電力の発電所。発電が止まっても東北のみなさんに影響はありません。

 もちろん、いわき市が明るいといっても、これまでの都心が深夜まで真昼のように煌々と灯りがついていたのとは比べようもありません。都会の大量消費社会が、福島や福井をはじめとした各地に原発を押し付けてきたのです。

 社会の在り方や生活スタイルも見つめなおす必要がある。改めて痛感しました。・・・・・・・・・



   
いま、福井の共産党には滋賀県、京都、大阪などのみなさんから「福井の原発を視察したい」「原発と行政の状況を知りたい」と問い合わせや視察の申し込みが相次いでいます。

昨日も、嶺南地区委員会で敦賀市の上原、山本両市会議員と視察団の受け入れについての相談会をもちました。
山本地区委員長には原発住民運動センターの代表委員ということで、インタビューや講演の依頼が殺到している、とのことでした。

福井県の現地では強烈な原発推進勢力に抗して、県民のみなさんとともにこれ以上の危険な原発推進政策の中止と転換をもとめる取り組み運動をすすめなくてはなりません。

福井の原発の電気をつかっている関西地域のみなさんが原発問題に関心をもっていただき、危険な原発の電気ではなく、再生可能エネルギーなどで電気もそれぞれの地域で自給していこう、など大きな運動と政策転換ができれば、結果として原発ゼロを実現する第一歩となります。

こういう面でもおおいに「共同」をつよめていきたいと思います。



昨日は、久々においしいお魚を食べさせていただけるお店で食事。以前は、美浜町にあったのですが、敦賀市に移転していました。
原発が事故をおこせば、こういうお店も地元のお魚をつかえません。

あらためておいしいお魚、お米、野菜を食べられる幸せを味わったことでした。

小豆島の甘夏をいただき会議。不破哲三「時代の証言」。飯舘村長の涙。

2011年05月08日 | Weblog
  昨日は共産党福井県委員会の会議で、先日の全国都道府県委員長会議の報告をうけ、いっせい地方選挙の総括、今後の活動方針などを討議しました。選挙後はじめてお会いする、小浜市の宮崎市議、おおい町の猿橋町議らとも健闘をたたえがっしり握手しました。
   会議では甘夏が配られました。小豆島の中井さん(以前、福井におられた方)から、選挙勝利おめでとう!ということで甘夏を2箱も共産党福井県委員会におくっていただいたものです。おいしい!ありがとうございました!


              ★

今朝の読売新聞の書評欄に不破哲三「時代の証言」(中央公論新社)が紹介されています。わたしも読みましたが、時代と共産党の取り組みが生き生きと描かれていてすごく面白い。

読売の橋本五郎特別編集委員は「ソ連、中国からの干渉・・圧力に徹底的に抗しながら、自主独立路線を貫いてきたことは十分評価すべきだろう。」「おもしろいのは、70年代の首相への高い評価である。答弁ひとつにも『すべてを引き受ける』気迫、覚悟があったと、郷愁を交えながら懐かしんでいる。今の政治にもっとも欠けていることを不破氏ならずとも思わずにはいられない」と評しています。

TVの「なんでも鑑定団」の大ファンであることなど笑ってしまいましたが・・・。
福井市の本屋でも平積みになっていました。日本の政治を考えるうえでの1冊になることは間違いないので、共産党の好き嫌いにかかわらず、多くの県民のみなさんに読んでいただきたいと思います。



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森住卓のフォトブログより・・・・・

昨日、当初から取材を続けている田中さんの牧場に行った。
半数近くの牛が那須の組合牧場に移動した後だった。残された牛は処分されるだろう。でもそれまで、世話を続けなければならない。
「本当にここは危険なのか」と真剣な眼差しで問い詰められた。

飯舘の長泥は最も汚染が酷く、その中でも最も高い放射線量を出しているのが田中さんの牧場だ。
「牛の事を考えると避難できない」「おれは酪農で勝負をかけようとこの地にやってきた。ここに入植してちょうど10年目。原発事故でこの勝負を放棄するわけにはいかねえ」と言っていた。
田中さんにここは危険だからすぐ避難してとずっと言えなかった。

でも昨日ようやく自分の気持ちの整理が着いて「ここはチェルノブイリの事故を起こした4号炉から200メートルの地点より汚染が酷いところなんだよ」と初めて本当のことを伝えた。
心の動揺を紛らわすように「牛の処分が済んだら、俺はあの松の枝にぶら下がっていんかもしんねよ」と冗談を言って作り笑いをしていた。辛くて、一緒に居られず車に乗り込んで帰ってきてしまった。・・・・・・・


原発立地自治体でもなく、市町村合併せずに小さくても輝く村づくりを誇りをもって、村民あげて取り組んできたという飯舘村。共産党の志位委員長の訪問に、村長は涙を流して切ない思いを語ったという。
たくさんの涙がながれ、とまらない。生業と故郷をいっぺんに奪われた悲しみになぐさめの言葉もない。
「なんでこんな事故おこした!」と東電社長にかみつく怒りは痛い。

政治にたずさわる者として、福井でこの悲劇を繰り返さないための責任はずっしりと重い。

総理の浜岡原発停止要請を歓迎します。谷口福井県議が再逮捕。福井県副知事はまた「天下り」?

2011年05月07日 | Weblog
       昨日は、年金問題や土石流対策関係の生活相談・現地調査を終えて事務所にもどったら大きなニュースがはいってきた。ひとつは、総理が東海地震の想定震源域である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所に停止要請をおこなった、というニュース。

       もうひとつは、自民党の谷口県議が買収容疑で再逮捕された、というニュース。地検は「事件の全容がまだはっきりしない」という判断だから、捜査継続中ということか。わたしは、マスコミを通じて「容疑が事実なら議員辞職すべき」との見解をすでにだしているが、彼は辞職せず、これまでの自民党系会派ではなく無所属で会派届けをしている。自民党を離党したかどうかはわからない。本人は「政党支部の広報活動なので違法ではない」と無実を主張してるようだ。政党支部の活動として「酒食宴会」をおこなうのが常だった、というのも驚きだ。

おなじ「地盤」で活動していただけに、あいさつまわりでは「谷口さんどうなるんやの?」とよく聞かれる。
マスコミで報道されていることしかこちらもわからないのでその範囲でお話をし、「カネで票を買うことは許されません。議員をつづけるべきではありません」などと答えることにしている。


                ★


        朝日・・・・菅直人首相は6日、東海地震の想定震源域である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所について、定期検査中の3号機や稼働中の4、5号機も含めてすべての原子炉を停止するよう中部電に要請した。中部電は受け入れる方向。停止期間は、中部電が2~3年後の完成を目指す防潮堤新設までとなる見通しだ。

 中部電は近く役員会を開き、要請に対する対応を決める方針。首相には法律上、原発の運転停止を指示する権限がない。原発を停止すれば、不利益を被ったとして株主から訴えられる可能性もある。ただ、中部電幹部は6日夜、「(政府の)要請とはいえ、命令に近い重みを持っている」と述べ、すべての原子炉を停止させる方向で調整していることを明かした。

 首相の政治判断で稼働中の原発が止まれば、初めてのことだ。

 要請は海江田万里経済産業相を通じ中部電に伝えた。首相は6日夜、首相官邸での記者会見で停止要請を明らかにし、「国民の安全と安心を考えてのこと。浜岡原発で重大な事故が発生した場合、日本社会全体におよぶ甚大な影響を併せて考慮した」と強調した。

 首相は停止要請の理由に東海地震を挙げ、「30年以内にマグニチュード(M)8程度の地震が発生する可能性が87%という数字も示されている」と説明。特有の事情があるとの認識を示し、浜岡以外の原発への対応には言及しなかった。

 停止期間については「防潮堤の設置など中長期の対策が完成するまでの間」とした。中部電は海岸沿いの高さ10メートル以上の砂丘と原発の間に、津波対策として高さ15メートル以上の防潮堤を新設する予定だ。

 首相は、停止要請までの経緯について「先の震災とそれに伴う原子力事故に直面し、私自身、浜岡原発の安全性について様々な意見を聞いてきた」と説明。今後の中部電管内の電力不足対策について「需給バランスに大きな支障が生じないよう政府として最大限の対策を講じていく」と語った。

 中部電は、すべての原子炉を停止させた場合、電力不足に陥る可能性があるため、東京電力への電力融通は「やめることになる」(中部電幹部)という。

 政権が原発停止要請に踏み切った背景には、東京電力福島第一原発の事故を契機に国民世論に浜岡原発への危惧が高まっていることなどがある。川勝平太静岡県知事ら地元自治体の首長も、新たな安全基準を満たさない段階での浜岡原発の稼働に難色を示している。

    ◇

 〈浜岡原発〉 中部電力では唯一の原発で、静岡県御前崎市にある。1~4号機は福島第一原発と同じ沸騰水型炉(BWR)、5号機は改良型沸騰水型炉(ABWR)。1号機(1976年運転開始)と2号機(78年開始)は2009年1月から廃炉の手続き中。現在、代替として6号機の新規建設の計画がある。中電が発電したり他社から受けたりした電力量実績は、10年度速報値で1423億キロワット時、そのうち浜岡原発の発電電力量は153億キロワット時と、1割強だった。・・・・・・・・・



 
       これはこれまで住民運動や日本共産党などが求めてきたことであり歓迎したい。
ただ、いくら防潮堤などの「対策」を講じたとしても直下型巨大地震で「とめる、冷やす、閉じ込める」が万全に機能する保証はない。地盤の液状化の危険も指摘されている。防潮堤自体が地震で崩れたり、沈下することもある。
今回の福島原発事故も直下型巨大地震ではなかったので「対策の余裕」が生まれた面もあるだろう。それでも地震と津波で破壊されたのである。
      「原発ゼロ日本」への具体的で真剣な政策転換が求められている。


               ★


       今朝の新聞には大きく「副知事に満田氏起用へ」と、総務省官僚の天下り副知事を県議会に提案すると報道されている。

昨日の昼にマスコミの方が取材にきて「副知事が交代しますが、次の人事の情報はありますか」と聞いてきた。
わたしは「ウソ」は言わないので、「知らないねー。人事の相談はうちにはこないよ」などと答えた。

「国とのパイプ役」が必要だというが、旧態依然の「天下り」がいいのだろうか?

福島原発事故をうけて福井の原発をどうする。福井空襲のお話・・・・

2011年05月06日 | Weblog
          読売・・・・福井県知事、美浜原発1号機などの運転再開に難色示す

           東京電力福島第一原発事故を受け、国に原発の暫定的な安全基準を示すよう求めている、国内最多の14基の原発を抱える福井県の西川一誠知事は4日、定期検査中の関西電力美浜原発1号機など4基について「基準が示されておらず、このままなら運転再開は認められない」との考えを明らかにした。この日、同原発を視察した海江田経済産業相と会談した後、報道陣に述べた。定検の長期化につながりかねず、関西でも夏場の電力供給に影響が生じる可能性も出てきた。

 今回の事故後、国は3月下旬から4月中旬にかけ、非常時の代替電源確保など3回にわけて電力各社に安全対策の強化を指示。海江田経産相はこの日、現在停止中の各原発の運転再開の時期については対策の実施状況を見ながら「総合的に判断する」と述べた。

 これに対し、西川知事は、「現在の指示では足りない部分がある」とし、4月19日に海江田経産相と会談した際に要求した、「安全対策の強化を、国の暫定的な安全基準として明文化する」ことなどが、運転再開には不可欠だとの認識を改めて示した。

 また、福井県内では7月末までに美浜3号機など3基が新たに定期検査に入る予定で、現在の4基が運転再開できないままになれば、電力供給に支障が出るとの見方も示した。

 経産省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「安全基準を全部見直すのは膨大で、急ぐ必要のあるものから検討している」と話す。

(2011年5月5日 読売新聞)・・・・・・・・・・



          読売・・・・もんじゅ再開1年 試験の遅れ必至…福島事故で地元に懸念


          日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が、1995年のナトリウム漏れ事故以来約14年5か月ぶりに運転を再開してから、6日で1年になる。もんじゅは原子炉起動試験を約2か月半行った後に停止。出力40%の発電試験に向けた設備点検に入ったが、原子炉内に燃料交換用装置が落下するトラブルによって中断した。3月に東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きてからは、安全対策の強化を求める声が地元自治体などから上がり、対応に追われる。試験工程の遅れは必至で、2013年度内とする本格運転開始の目標も危ぶまれている。

 機構は昨年5~7月、出力をほぼゼロに抑えた原子炉の起動試験を行い、長期停止に伴う核燃料の性質変化などを確認した。今年夏にも、本格運転への試金石となる発電試験を始める計画だった。

 しかし昨年8月、核燃料交換用の「炉内中継装置」(3・3トン)が原子炉へ落下。原子炉や核燃料には影響がなかったが、装置は変形し、引き抜けなくなった。復旧には半年以上かかるため、機構は発電試験開始を「今年度内」に延期した。6月にも復旧工事を始める。

 だが福島第一原発事故によって、情勢はさらに厳しくなった。同原発は巨大地震・津波で送電線や非常用発電機が破損し、原子炉の冷却に必要な電源を喪失。大量の放射性物質を外部へ飛散させる事態を招いた。

 機構は事故後、もんじゅは同原発と仕組みが異なり、原子炉の冷却に水ではなく液体ナトリウムを使っているため、電源が失われても、温度差によって対流が生まれて自然に循環し、冷えて止まると説明。さらに、主要設備は海抜21メートルの高台にあることから、津波で大きな被害を受ける可能性は低いとの見解を示した。

 その上で、電源喪失時用の電源車1台を配備するといった緊急安全対策をまとめ、国へ報告した。

 しかし、地元の懸念は強い。福井県の西川一誠知事は4月19日、海江田経済産業相と面談し、停止中の原発について「事故を踏まえた安全基準が示されなければ、再起動は認められない」と直訴。河瀬一治・敦賀市長も「もんじゅの発電試験は、安全対策の実効性を見極め、市民も納得してからでないと困る」と強調する。

 小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は「福島第一原発事故を受け、もんじゅは地震と津波に対する対策の根本的な見直しが必要だ。停止は長期化するのではないか」と指摘する。

(2011年5月4日 読売新聞)・・・・・・・・・



                ★

  
    
           福島県とならび原発大県の福井県は今回の福島事故をふまて、厳しく安全基準設定をもとめるのは当然です。これまでの安全基準では、福島事故の二の舞となりかねないからです。
もんじゅは「いい面」ばかり宣伝しているようですが、原発施設のなかではナトリウム対応の配管構造などから「もっとも大地震に弱い構造」と指摘されています。
しかもナトリウムは空気に触れると爆発炎上するわけですから、今回の福島事故のような対応すら望むべくもありません。
いかなる「改造」によってもなお、その根本的弱点を克服できないわけですから、運転再開は認められません。

           アメリカの原子力問題の専門家も「津波がくるようなところで原発をつくるのはおかしい」と述べています。地震列島日本で原発に頼るエネルギー政策をすすめてきたこと自身が間違いなのです。
50年後、100年後先の国民の命と安全にも責任をおうエネルギー政策への転換が急務です。





           昨日は、あいさつまわりや生活相談への対応。某喫茶店ではコーヒーを飲みながらママさんの福井空襲体験記をじっくりうかがいました。

「母と田んぼのなかへはいってB29をやりすごした。空襲で気がふれた人もいた。父は警防団で県庁の警護にあたっていたが、無事だった」などというお話をお聞きしました。
選挙前のごあいさつではなかなかじっくり話をお聞きするゆとりがありませんが。そういえば、わたしが中学生の時からあるお店です。42年間営業しているそうで、たいしたもんです。
「きょうは静かだ」とおっしゃっていました。連休の最終日、お客さんは少な目だったようです。

生活相談は、また県政関係です。また、ヘビー。うーん、早くも課題山積状態になってきました・・・・

稲木信夫「詩人・中野鈴子を追って」を読んで

2011年05月05日 | Weblog
仕事柄いろいろな資料をいただいたり、送られてくることがあります。
「仕事」関係の資料は緊張します。先日も、日本原電の原発トラブルの資料がFAXでおくられてきました。

福井で活躍されている詩人の稲木信夫さんからは「詩人・中野鈴子を追って」という論考のコピーをいただきました。
4月30日発行の詩誌COAL SACK 69号に掲載されたものです。

そんなに長いものではないので一気に読みました。
稲木氏は最近の刊行物においても「鈴子の所在を示すべき重要文献にすら、記述にゆれがある」と書いています。氏は、視点として、兄である中野重治との関係、鈴子の恋愛のことをあげています。
氏が関係者にまで「取材」して当時の鈴子らのなまなましい描写があるのには驚きましたし、探求にあらためて敬意を表したいとおもいます。それは一部の評者による鈴子の性にたいする「悪罵」への熱い批判となっています。

わたしの手元には、1980年にだされたフェニックス出版の「中野鈴子全詩集」があります。
現在は9条の会の呼びかけ人としてもご活躍の澤地久枝さんが「忘れがたい人」という序文を書かれています。
あとがきには庄山章信氏がこの出版にかけた思いを書いています。
稲木さんをはじめ、多くの方々の執念が詩人・中野鈴子を現代に生かしているのです。

稲木氏は「私としては、同時期のプロレタリア詩人としては、鈴子と同じ『女人藝術』から出発した松田解子らの詩業も明らかにすべきと思っている。・・・・女性詩人たちの先駆的活動を明らかにし、その詩業を引き継ぐことが、混迷する現代詩のありようを探るうえでの前提の一つと私には思われてならない」と結んでいます。



松田解子は生前中にみずから「松田解子全詩集」(未来社、1985)をだすことができました。

みずからあとがきを書き、「これらの詩のひとつひとつにしろ、時代のもたらす波濤をもろにふりかぶりつつ、その滴をたらしながら今日に生き継いでいるという感に、つよく打たれずにいられません。」「いま国の内外で多くの人びとが核兵器廃絶をもとめて大きく羽ばたこうとしているとき、わたしの至らないこれらの詩もまた、力いっぱい大地をふみしめて行けと願わずにはいられません」としるしました。



「力いっぱい大地をふみしめて行け」!。稲木氏の中野鈴子の詩業にたいする思いでもあるでしょう。

9条の会つどい、小林武・沖縄大学客員教授の講演をお聞きしました。その後は、小林先生を囲んで懇親会。

2011年05月04日 | Weblog
昨日は、憲法記念日。
小林武・沖縄大学客員教授の講演会が福井市アオッサで開かれ参加しました。小林先生は今春まで愛知大学で教官をされており、「自治体統治構造の破壊ーーー名古屋・河村市長の『民主主義』的クーデター問題」と題して、市長の資質(争点の単純化、敵の設定・・保身議会)、強権政治への流れと人々の拍手喝采、マスコミの偏向報道などについても話され、会場からも質問がだされました。

かつて小泉政権時代に全国的におこなわれた手法がいま、名古屋や大阪などでおこなわれ「支持を」集めています。小泉・安倍時代は憲法改憲への動きがおおきくつくられ、それを危惧する知識人、国民がたちあがった時代でした。
そしていま、「地方」から「強権政治」にたいする「期待感」がでてきていることは注視しなくてはなりません。


小林先生は今日の閉塞状況として
・不況、就職氷河期、非正規雇用と解雇、福祉引下げ。基地の重圧、TPP参入。
  自公政治の新しい執行者である民主政権への国民の落胆
・今日の閉塞状況をもたらす根本的要因は、大企業偏重と「日米同盟」至上主義

とし、閉塞を打開する2つの道として
①民衆本位の社会への方向で穴を穿つか:閉塞を新しい時代へと切り拓く
②強権政治をもたらすことにより打開するか:それを待望する風潮を直視、を語られました。

また、9条改憲と壊憲の動きとして
①2010年5月の日米共同声明 普天間の辺野古移転
②2010年8月の安保防衛懇報告書 集団的自衛権行使禁止・武器禁輸3原則などの見直し
③2010年12月の「防衛計画大綱」閣議決定 基盤的防衛力にかえて、動的防衛力の構想。北朝鮮、中国の脅威の強調。
  をしめされました。



たしかに、4月末には、自民、民主、公明、みんな、国民などの各党が新憲法制定議員同盟の大会を開催し、今年を憲法改憲にむけたダッシュの年に、といきまいています。
その「口実」として、東日本大震災をあげ、「いまの憲法では大災害に対応できない」などと言い始めています。
とんでもない「こじつけ」です。彼らの狙いは、復興計画などの「邪魔」になる「個人の権利、私権」を「国家・公共の利益」の名の下に制限しようとすることにあるのでしょう。

あの手この手、大手搦め手でくりかえされる「憲法改憲、9条改憲」台頭を許してはなりません。



集会後は9条の会のメンバーと小林武先生を囲む懇親会に参加しました。
先生は以前から沖縄行きが夢だったそうで、単身での新しい沖縄での大学生活にかける夢をいきいきと話されました。70歳にして、新たな夢の実現にかける知識人の姿にも感動しました。
おだやかな先生ですが、イラク派兵違憲訴訟では平和的生存権の弁証を担当され、裁判を勝利に導いた方だとお聞きしました。
会場で販売されていた「平和的生存権の弁証」(日本評論社)は高価な本で迷いました、サインと座右の銘入りで購入しました。じっくりこれから読んでいきたいと思います。
懇親会はみんな「酒のみ」がそろって、福井県内の銘酒の飲み比べで大変な盛り上がりでした。

小林先生ありがとうございました。

福井県議会に初登庁。議会運営の説明会、第一回世話人会に参加しました。敦賀原発2号機で燃料漏れ事故。

2011年05月03日 | Weblog
       福井テレビ・・・・県議5人が初登庁

      先月投開票の県議会議員選挙で当選した新人と元職の5人の議員が2日、初登庁しました。
議員バッジを胸に、県政にかける思いを新たにしていました。

40年ぶりに複数の誕生となった西畑氏と細川氏2人の女性議員をはじめ、同じく新人の小寺氏と島田氏、元職の佐藤氏の5人が、それぞれ事務局の職員からバッジを交付されました。

バッジを胸にした議員らはそれぞれ、改めて「重み」を実感している様子でした。
新人議員らは今月11日の臨時議会で初めて議席に座ります。・・・・・・・・



       かねもと幸枝書記長との朝の街頭演説、所用をすませ、少し早めに議事堂の日本共産党控え室に入りました。この4年間、毎週の朝の宣伝活動のお世話をしていただいた元事務局の山岡さんもきていました。
4年ぶりの控え室は、まだなんにもない空間ですが、感慨深い。
ある民主団体幹部の方が、「これまでは議会陳情でも県庁ロビー集合、といっていたが、これからは共産党控え室集合、と言えるのが嬉しい」と言っていましたが、これからは県民のみなさんのたたかいと運動の窓口としておおいに利用していただきたいと思います。

       午前10時、議員バッジをつけていただいた後、マスコミのみなさんのインタビューなどに答えました。
その後、午前中は議会運営の説明会に参加。今回、初当選された細川、小寺、西畑、島田の各議員といっしょです。

午後は、第一回世話人会に自民党県政会、民主・みらい、公明、希望ふくい、無所属の細川議員とともに参加しました。
ここでは、議会運営要綱、臨時会の開催、各委員会委員の選任などが話し合われました。原子力・防災関係で設置される特別委員会の枠については9名にとどめず、福島原発事故をうけて、拡充すべき、との意見がみなさんから出されました。

私からは臨時議会で福島原発事故をふまえ県議会意見書をだすべきだ、と提案しました。これには賛成、反対の意見が。こんな事態なのに反対の声がでたのには驚きましたが、議員のみなさんと協力してぜひ、県民の不安の声を意見書にすべくがんばります。西川知事は「積極的に」国に意見しているのに、議会が意見をださないようではだめです。
また、議員の歳費減額の幅などについても相談がおこなわれ、ひきつづき協議することとなりました。



       夜は、鈴木しょうじゅ市議の事務所でご苦労さん会。みんなでてづくりの料理などを食べながらわいわい。そろての選挙勝利よかったね!と。
「さとうさんのインタビュー、テレビで見ました」という方もちらほら。NHKの昼と夕方のニュースでインタビュー映像が流れたようです。注目度アップしたかな。


                 ★



       福井新聞・・・・・敦賀原発2号機で燃料漏れか 原子炉停止し調査へ(2011年5月3日)

       日本原電から2日、福井県に入った連絡によると、営業運転中の敦賀原発2号機(加圧水型軽水炉、出力116万キロワット)で同日、1次冷却水の放射能濃度が通常より大きく上昇していると確認された。燃料から放射性物質が漏れている疑いが強く、原電は原子炉を手動停止して原因を調査する方針。周辺環境への影響はないとしている。

 県原子力安全対策課によると、1次冷却水に含まれる放射性希ガスが1立方センチ当たり3900ベクレルで、4月26日の前回測定時から750倍に上昇。ヨウ素133も同4・2ベクレルと前回の2倍に上がった。

 原電によると、炉心にある燃料棒の被覆管に微少な穴が開くなど、損傷した恐れがあるという。今後、測定回数を週1回から1日1回に増やし監視を強化する。

 原電の保安規定では、1次冷却水中のヨウ素131の濃度の上昇に基づき運転を停止するとしており、3日以降に測定した上で6日ごろまでに原子炉停止を判断する。

 福島第1原発事故を受けた既存原発の安全対策をめぐっては、西川知事が国に暫定的な基準をつくるよう要請。基準を満たさなければ定期検査中の原発を起動するのは困難との認識を示している。敦賀2号機が停止した場合、再起動には同様の考え方が適用される可能性が強い。

 県内では現在、敦賀1号機と、関西電力の美浜1号機、大飯3号機、高浜1号機がそれぞれ定検のため停止中。大飯1号機は定検の最終段階に当たる調整運転を続けていて、いずれも営業運転再開の時期が未定となっている。 ・・・・・・・・



       わたしはこれまで「大地震がなくても事故・トラブルが続出している原発。大地震に見舞われたらどうなるか」と指摘してきました。福島原発では不幸にして現実のものとなりました。
今回の原電敦賀2号は、たしか12年前の初当選の時にも、事故を起こした原発ではなかったか。
原発という巨大システムを細部まで人間がコントロールをつづけることの難しさを事故・トラブルのたびに痛感します。

福井県中央メーデーであいさつ。明日は福井市で憲法記念日つどい。原発ゼロのプログラム策定を!

2011年05月02日 | Weblog
いよいよ明日は憲法記念日。3日午後2時から、福井駅東口アオッサ8階県民ホールで、「憲法9条を考える市民のつどい」が開かれます。
愛知大学法科大学院教授の小林武氏が「憲法から見た日本社会」と題して講演します。
参加費は500円。高校生以下は無料です。

4月28日には、新憲法制定議員同盟が「新しい憲法を制定する推進大会」を開催しました。
民主党の鳩山前首相は「憲法改正をおこなう大きなきっかけの年としたい」と発言。自民党の大森副総裁は「今年憲法改正に全力をあげる認識で、改正試案の詰めの作業をすすめている」と表明。このほか、公明党、みんなの党、国民新党、たちあがれ日本の各党もあいさつ。まさに、大震災の「どさくさ」のなかで「改憲大連立」の様相です。

改憲の動きは着実につよめられています。ぜひ、多くの県民のみなさんが、「憲法9条を守り、いかそう」の世論を草の根からおこす講演会に参加されるようよびかけます。



         ★




昨日の福井市中央公園で開催された福井県中央メーデーで日本共産党を代表してあいさつしました。大震災被災者支援・復興を上からの押し付けでなく、被災者の生活再建の立場ですすめること、財源は消費税増税でなく大企業の内部留保などを活用を!福島原発事故での東電の「免責」論は許さない、福井県の「増設」「もんじゅ再開」など原発推進政治の転換を! とよびかけました。

メーデーでは、「もんじゅ・老朽原発は廃炉に、プルサーマル発電中止と、新基準による原発総点検と自然エネルギーへの転換を求めます」との特別決議が、原発問題住民運動福井県連絡会の林広員事務局長から提案され、採択されました。
連合系のメーデーが原発問題にふれなかったのとは対照的です。

  会場内をあいさつまわり。あちこちで「当選おめでとうございます」「期待してますよ。がんばってください」の声がかかりました。ありがとうございます。






      朝日・・・・共産党の志位和夫委員長は1日、全国労働組合総連合(全労連)の中央メーデーで「原発からの撤退を決断すること、原発をゼロにする期限を決めたプログラムを策定することを強く求める」と訴え、「脱原発」姿勢を強く打ち出した。

 原子力政策について共産党はこれまで「原発依存のエネルギー政策からの転換」を主張する一方、東日本大震災後も「今すぐすべての原発を止めろ、と叫ぶのは無責任」(志位氏)との立場をとってきた。

 だが、志位氏は1日、「今の原発技術は本質的に未完成だ。しかし、政府は『安全神話』にしがみつき、安全対策をやらなかったことが大事故につながった」と批判。福島第一原発事故が収束せず、影響が広がっていることを踏まえ、より厳しい「脱原発」路線に軸足を移したようだ。 ・・・・・




      本日付けの日本共産党中央委員会書記局の訴えでは、
「原発事故の収束に総力をあげるとともに、原発政策の根本的転換を求める国民的運動を発展させましょう。政府と東京電力に、福島原発事故が人災であることをはっきりと認めさせ、安全神話と決別した安全最優先の原子力行政への転換、東電に全面的賠償の責任をはたさせるたたかいをすすめましょう。そして、大事故の経験をふまえ、政府に対して、原発からの撤退を決断し、原発をゼロにする期限を決めたプログラムを策定することを強く求める国民的な大運動をおこそうではありませんか」とよびかけています。


      とりわけ日本最大の原発集中地域である福井県民のなかでの運動の強化が求められます。
わたしも、議席を回復できた福井県議会議員として、また原発問題住民運動福井県連絡会の代表委員として、県民のみなさんとともに危険な原発県政の転換をめざして全力をつくします。

ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
ごいっしょにがんばりましょう!