物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

エコナエアコン

2008年07月10日 | Weblog
 2階和室のエアコンの調子がずっと悪かった。室内機の中側も掃除してみたがあまり冷えない。もともと部屋の広さに比べ容量も大きくないし、思い切って買い換えることにした。
 先週末、「やってみますのミドリ電化」へ。売り場には壁一面、様々なメーカーのエアコンが展示してあった。どのエアコンにも標準時間使用した場合の年間の二酸化炭素排出量が記してある。長男が「二酸化炭素出す量が少ないのが良い。」と言い出したので、当初目に止まった価格の安い某メーカー(年間CO2排出量:650kg)の商品をやめて、少し値段が張るが、CO2排出量が480kgと一番少ないナショナル製の分に決めた。
 買い替え前の家のエアコンの排出量うんぬんを言い出すとややこしいので、それを抜きにして、「フェルミ推定」的にシミュレーションしてみる。
 今回の商品選定で我が家では、あくまで机上の計算だが、
 650kg-480kg=180kg=0.18トン
のCO2排出量が削減できた。
 全国地球温暖化防止活動推進センターの資料によると、2006年度の日本全体でのCO2排出量(間接排出量)は12億7,400万トン。そのうち、民生(家庭)部門が占める割合は13%なので、排出量は、
 12億7,400万トン×13%=1億6,600万トン
となる。
 京都議定書で日本に課せられた削減目標はマイナス6%(正確に言うと削減基準年である1990年レベルからのマイナスなので、実質は現状レベルから2倍程度の削減幅)なので、民生(家庭)部門の削減目標は、
 1億6,600万トン×6%=996万トン
 今回の我が家の削減量は0.18トンである。となると民生(家庭)用部門で、このレベルの取り組みを何回くらい実施しなければならないかと言うと、
 996万トン÷0.18トン=5,500万回
と延べ5,500万回、こういった心がけ・工夫が必要となってくる。
 決して気の遠くなるような数値ではない。1億2,000万人の日本人が少しずつ意識すれば、積み上がっていくレベルなのではないか。

 Many a little makes a great.(ちりも積もれば山となる)

 「40年の長期スパンで地球規模でCO2半減」サミットでグローバルな議論も結構だが、民生レベルでの草の根的意識改革も並行して為されなければいけない。

コメント
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