物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】ブルーオーシャン戦略がわかる本

2008年07月29日 | Weblog
 原典を読む時間がないので、手っ取り早くエッセンスだけつかんでおこうと新書サイズの簡易版を読んだ。一テーマ一見開きで、左側のページが解説、右側のページが図解になっている。図はフレームワークとしてそのまま使えるようなものもあり、さながら研修のテキストのように編集してある。
 本戦略論を打ち立てたW・チャン・キムとレネ・モボルニュは、「血みどろの競争(レッド・オーシャン)に心血を注ぐのではなく、『ブルー・オーシャン=豊穣なる新市場』の創造に企業の力を振り向けよ。」と提唱している。
 言ってることは分かるんやけどね、レッド・オーシャンの中をもがき泳いでいる我々としては。ただそうフレームワーク通りいくのかと・・・。
 私が社会人になってからも、
   CS
   リエンジニアリング
   コアコンピタンス
   コーポレイト・ガバナンス
   グローバル・スタンダード 
   サプライチェーン・マネジメント
   シックス・シグマ
   キャッシュ・フロー
   EVA
   ビジネスモデル
   コンピタンシー
   バランス・スコアカード
   MOT
   CSR
   ブルーオーシャン
    ・
    ・
    ・
   等々
 様々な経営戦略論・経営(生産)手法が海の向こうからやってきた。ちょうどバブル崩壊以降と時期が重なる。上記の理論や手法の内、いくつかを中途半端に採用して、さほど効果も上がらないまま半ば形骸化しながら継続している企業、かなり多いんじゃないかな。
 流行りの?洋モノの経営戦略論にすぐ飛びついてしまうのは、まだ日本経済が完全に自信を取り戻せていない証拠である。
 ベーシックな理論に基づいて戦略を構築し、PDCAサイクルをきっちりと回す、そのためにホウレンソウを中心としたコミュニケーションをしっかりと図っていく。こういった愚直なことが結局一番大事だったりする。
コメント (2)
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