舟とめよ宇治のわたりの渡しもり網代に氷魚(ひを)の寄るべ見るべく(夫木抄)
さざなみのあふみの海の網代木に波とともにや氷魚のよるらむ(夫木抄)
数ならぬ身をうぢ川のあじろ木に多くのひをもすぐしつるかな(拾遺和歌集)
舟とめよ宇治のわたりの渡しもり網代に氷魚(ひを)の寄るべ見るべく(夫木抄)
さざなみのあふみの海の網代木に波とともにや氷魚のよるらむ(夫木抄)
数ならぬ身をうぢ川のあじろ木に多くのひをもすぐしつるかな(拾遺和歌集)
立ちよりていざ見にゆかむもののふの八十宇治川の瀬々の網代木(亀山殿七百首)
もののふの八十宇治川のあじろ木にいさよふ波のゆくへ知らずも(万葉集)
網代木にかけつつあらふ唐にしき日をへてよする紅葉なりけり(拾遺和歌集)
すみわたる八十宇治川のあじろぎに月の氷もくだけてぞゆく(続後拾遺和歌集)
風さゆる宇治のあじろぎ瀬をはやみ氷も波もくだけてぞよる(風雅和歌集)