monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

氷魚(ひを)

2009年11月20日 | 日本古典文学-和歌-冬

舟とめよ宇治のわたりの渡しもり網代に氷魚(ひを)の寄るべ見るべく(夫木抄)

さざなみのあふみの海の網代木に波とともにや氷魚のよるらむ(夫木抄)

数ならぬ身をうぢ川のあじろ木に多くのひをもすぐしつるかな(拾遺和歌集)

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網代木

2009年11月20日 | 日本古典文学-和歌-冬

立ちよりていざ見にゆかむもののふの八十宇治川の瀬々の網代木(亀山殿七百首)

もののふの八十宇治川のあじろ木にいさよふ波のゆくへ知らずも(万葉集)

網代木にかけつつあらふ唐にしき日をへてよする紅葉なりけり(拾遺和歌集)

すみわたる八十宇治川のあじろぎに月の氷もくだけてぞゆく(続後拾遺和歌集)

風さゆる宇治のあじろぎ瀬をはやみ氷も波もくだけてぞよる(風雅和歌集)

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