「細波(さなみ)」という単語の用例は、日本国語大辞典第二版では、『散木奇歌集』(1128年頃)からの例が早いのですが、さかのぼる用例が複数あります。
河上に夕立すらしみくづせくやなせのさ波立さはくなり
(巻第二百六十二・曾禰好忠集、夏、六月初)
『群書類従・第十五輯(訂正三版)』1987年、292ページ
山川は氷にけらし鴛鴦の羽(は)風のさ波音もせぬまで
(冬十五首、凍、1002)
『和歌文学大系15 堀河院百首和歌』平成14年、明治書院、185ページ
「細波(さなみ)」という単語の用例は、日本国語大辞典第二版では、『散木奇歌集』(1128年頃)からの例が早いのですが、さかのぼる用例が複数あります。
河上に夕立すらしみくづせくやなせのさ波立さはくなり
(巻第二百六十二・曾禰好忠集、夏、六月初)
『群書類従・第十五輯(訂正三版)』1987年、292ページ
山川は氷にけらし鴛鴦の羽(は)風のさ波音もせぬまで
(冬十五首、凍、1002)
『和歌文学大系15 堀河院百首和歌』平成14年、明治書院、185ページ