「末葉(すえば)」という単語には、「子孫。末裔。」という語釈があり、日本国語大辞典では、「徒然草」(1331年頃)の用例を早い例として載せていますが、もっとさかのぼる用例があります。
よにしつみて侍けるころ、かすかの冬のまつりにへいたて侍けるに、*おもひける事を(*おほへけるイ)、みてくらにかきつけ侍ける 左京大夫顕輔
かれはつる藤の末はのかなしきはたゝ春の日をたのむはかりそ
(詞花和歌集~国文学研究資料館HPのデータベース)
かれはつる藤の末はのかなしきはたゝ春の日をたのむはかりそ
(詞花和歌集~国文学研究資料館HPのデータベース)