「とりかじ(取舵・取梶・取楫)」用例で日本国語大辞典よりもさかのぼる用例を見付けました。語釈は、右または左へ回頭するという意味は含んでいないようなので、単純に「舵を操る」という意味ではないかと思います。
あしねはふ うき身の程を つれもなく (略) と渡る船の とりかちの とりもあへねは (略)
(巻第百六十九・久安六年御百首、散位清輔)
『群書類従 11』1993年、225ページ
「とりかじ(取舵・取梶・取楫)」用例で日本国語大辞典よりもさかのぼる用例を見付けました。語釈は、右または左へ回頭するという意味は含んでいないようなので、単純に「舵を操る」という意味ではないかと思います。
あしねはふ うき身の程を つれもなく (略) と渡る船の とりかちの とりもあへねは (略)
(巻第百六十九・久安六年御百首、散位清輔)
『群書類従 11』1993年、225ページ