「一夏(ひとなつ)」という単語の語釈に「①夏三か月の間。夏いっぱい。」という語釈があり、日本国語大辞典・第二版では、1559年辞書例が早い例としてあげてありますが、300年以上さかのぼる用例があります。
しきみつむときのまもなく山でらにわきて一なつはなたてまつる
(14・新撰和歌六帖、第六帖、しきみ、2518)
『新編国歌大観 第二巻 私撰集編 歌集』角川書店、1984年、400ページ
夏莚
やすくぬる夜はになのへそ一夏もとくへき法の莚ならすは
(草根集・03058)~日文研HPの和歌データベースより
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