「上葉(うわば)」という単語は日本国語大辞典・第二版では、『後拾遺和歌集』(1086年)の用例を早い例として挙げていますが、もっとさかのぼる用例があります。
常磐山(ときはやま)松(ゝつ)の上葉(うはゞ)もも(ゝ)みぢねば露(つゆ)も漏(ゝ)り来(こ)ぬ世(よ)にこそありけれ
(88・寛和二年六月十日 内裏歌合、十巻本、祝、善忠、37)
『平安朝歌合大成 1』642ページ
かせのまに-たれむすひけむ-はなすすき-うはははつゆも-こころおくらし
(実方集(実方朝臣集)・18~日文研の和歌データベースより)
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