洗心 senshin

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蝶の成虫越冬

2014-05-05 06:34:00 | ノンジャンル

長年の自然観察の疑問課題がようやく一問解けたようだ。

それは蝶の越冬についてである。


タテハチョウの仲間は成虫で越冬することは早い段階で

図鑑に記載してあるのを確認していたのだが、

それ以外の蝶については確証を得られないでいた。


具体的にはそうとしか考えられない状況を何度も

目撃していたために

①モンシロチョウ

②キチョウ

これらの種類も成虫で越冬するのではないかという

個人的な仮説を長い間温めていたのである。


それが最近ではどうやら広く実証されているようなのだ。

ただし、キタキチョウという種類においての成虫越冬とある。

2005年頃からキチョウは「キタキチョウ」と「(ミナミ)キチョウ」に

研究上分類され、キタキチョウにおいての成虫越冬が

認められているとの記載があった。

(しかし、よく読んでみれば何のことはない、

本州全域で見かけるいわゆるキチョウ=

キタキチョウということであった。)


「キタキチョウの成虫越冬」で検索すればかなりの事例が記載

されている。

http://erbaf1.mitarashidango.com/konchu/cho/kitakicho.html

また蝶の生態に関心のあるブログ等でも越冬の様子が画像付きで

確認できるものが多い。

http://hana928.sakura.ne.jp/kitakityou.html


①のモンシロチョウの成虫越冬については確たる記載はないが

キチョウの雌は雄より黄色が薄く黄色型と白型があるため

モンシロチョウと誤認している可能性があるかもしれない。

しかし、私が数年前に目撃した

木枯らしの季節に民家の隙間に潜り込んでいったあの蝶は

間違いなくモンシロチョウであったと記憶している。