定期的に自伝物を読まなくては、と急に思ってKindleで購入した本。
月刊福祉で紹介されていた。1978年生まれの女性が5歳で難病指定の「若年性多関節リウマチ」を発症し、小中学校には通えず、高校、短大を経てアメリカへ留学、大学院も出てアメリカで医療ソーシャルワーカーとして8年勤務、現在は日本で療養中とのこと。その反省を、大阪人らしく明るく、でもどこか辛いことや過酷なことを少しはぐらかして書いているような気がする。
アメリカの大学、大学院を首席で卒業したという彼女。このバイタリティーというか、覚悟が、大学院時代の私にはなかったのだろうか、などと考える。大学院時代は、もっと頑張れたはずだ。そこで自分を知った気になってみたが、別にそこで自分が終わったわけではない。がむしゃらに勉強するなら今だ、と最近ふつふつと思えるようになってきたので、火をつけたくてわざわざこの本を読んだ気もする。
こうやって、自分を他人と比べて落ち込んだりやる気が出たり、過去を振り返って「こうすればよかったのでは」と思ったり。こういう揺れ動きが、まさに就労移行の事業所で会う利用者さんたちと同じだと、毎日思う。本当に、本当の意味で、利用者さんと私は同じである。そのことに失笑するのではなく、明るいエネルギーにして次に進みたい。
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