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週明け12月2日に先日告知したクルーセミナー「シェール革命と米国経済」を開催した。
講師は、住友商事の理事で住友消費総合研究所の社長の高井さん。
シェール・ガスあるいはオイルとは、自然が何世紀にわたり作り上げた「在来型」の油田や石炭の層とは異なり、直接的にその地層(シェール層)に働きかけて採掘する方法につき、外れがないとされる。話を聞いていろいろなメリットと同時にリスクを認識できたと同時に、注意すべきポイントがはっきりしたように思う。
そもそも今回は、高井さん自身が一般向けに話をした初の機会ということだった。(今後は増えるのだろうが)それだけ貴重な機会だったし、話も面白かった。
シェール・ガスまたオイルとは、「カップ麺である」と高井さんは説く。その心は、「手早く生産できて味もまずまず」ということらしい。例えば一般的な油田やガス田の場合、10本の井戸を掘って(ボーリングして)油兆が認められるのはせいぜい3本。さらにその中で商業ベースに乗るものとなると一本に絞られるようだ。費用の方も100億円単位でかかるとされる。開発期間も着手から10年というものもあるようだ。ところがシェール層の場合、ガス田探査のボーリングも1本あたり4~5億円で済むばかりか、開発期間も3~4ヵ月間と短くなっているのが特徴となっている。
しかも、将来ガス溜あるいは油溜を作る大元の地質を刺激して、いわば強制的なガス溜、油溜を作るのだから失敗はないと言えるということ。
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感謝致します。
私自身も勉強になりました。
しかしメタンハイドレードに日本再生の夢を託すのは、まだまだ技術開発を待たねばなりませんね。
この度のセミナーでシェール・ガスのコストを知りました。日本が資源国になるという夢は「見果てぬ夢」と思い決めて「持たざる国」の弱みを強みとし、したたかに生きる道を模索したほうが当面は良いのではないかと思いました。
中国は10年でシェール・ガス技術を実用化できる、講師は中国がもっと尊大になるのでは?とがっかりなさってるご様子に見えました。そうなるかもしれない。でも、日本は従来の中東に加え、中露米からもエネルギー資源を輸入できる国として多くの選択肢を持ち得ると考える事も出来るのでは?持たざる国・日本が現在の豊かさを維持したいと望むなら、そのほうが現実的ではないか?とも思いました。