Ｇショック

米議会の質問状に対するグリーンスパン議長の返信が米債券市場の売り材料になった。上下両院合同経済委員会のジム・サクストン委員長の質問に対し同議長が７月１１日付けで答えた書面が現地７月１８日に公表され、その内容が景気の先行きに楽観的見通しを示すものだったことから利上げの継続と読んだヘッジファンドが米国国債に売りを仕掛け、利回りは急騰したというもの。今週の注目イベントにＧ議長の議会証言があり（２０、２１日）先週中頃から債券市場では売り攻勢が見られていた。先行した市場の動きを、この書簡の公表が思わぬ後押しとして作用することに。結局この動きは、そのまま他通貨との金利差拡大ということでドル買い材料となり、為替市場ではドル高として現れることになっている。
そうなると金市場の反応は、当然売りで、金価格は弱含みで推移。節目の４２１ドルを割り込んでの攻防戦に移ることとなった。巡り巡ってこのＧ議長の書簡は、金市場の売り材料となったというわけだ。ファンドの買い残は、発表されたデータでは２２９トンと、やはり２００トン超まで減っていた。まだ中途半端な水準で整理にもう少し時間がかかると見られるところにこの話なので、さらに下を試すことで手仕舞い売りを誘発しそうな雲行きだ。これでチャートの形が悪くなると、まさにＧショックだね。時計のブランドのようだが・・・。

今夜の横浜戦はホンモノの投手戦だった。井川、三浦の両エースの投げ合いから、後両軍ともに出てくるピッチャーはナイス・ピッチで見ごたえがあった。昨夜、神宮球場にてヤクルト・Ｇ戦を観戦したが、大味で面白くなかった。救いは当人の学生時代から応援していて結局Ｇ軍に入ってしまった若手選手が見られたことだった。それにしても神宮は空席が目立った。これにはＧ軍ならずとも相手側も興業的に慌てるという意味でＧショックだね。