注目の9月の米小売売上高が先ほど(日本時間の21時30分)に発表された。結果は予想外の前月比マイナスとなった。前月比0.3%の減少となったが、マイナスは2月以来のこと。8月は0.4%の増加、予想は0.3%増となっていた。デパートは1.44%も落ち込んでいた。自動車および部品が0.9%の減少、ガソリンは0.7%の減少だった。衣料品は1.3%の増加となった。自動車および部品を除いたコア売上高も0.1%減少と0.2%増が予想されていた市場にとって予想外のマイナスということに。同じく今年2月以来の前月比マイナスということに。
今月初めに発表された9月のISM製造業景況指数が、47.8と2カ月連続で(後退を意味する)50ポイント割れとなるばかりか、水準も10年ぶりの低水準となり貿易摩擦の影響がいよいよ顕在化し始めたかと警戒感が高まった。さらに2日後に発表されたISM非製造業景況指数は52.6と拡大を意味する50ポイントは超え52.6となったものの、2016年8月以来の低水準だった。サービス業にも影響が表れ始めているのではと、これも懸念を高めさせた。
その直後に発表されたADP全米雇用報告も労働省の非農業部門雇用者増加数も、前年比では大きく水準が下がっており、減速を印象付けることになった。それでも米国経済に強気出来るのは、個人消費の強さあればこそ、ということだった。その一端を示すということで、今夜の小売売上高が注目されたのだが、期待を裏切る結果になった。日本時間の16日22時過ぎの時点では為替は反応鈍く、株式市場はこれから取引開始。金市場は10ドル超跳ね上がり前日比プラス圏に。それでも1500ドルには復帰できていない。
この後の株式市場の反応がどうなるか。決算発表の結果にもよるが、株価が目立って下げるなら金は1500ドル台回復となりそうだ。
今月初めに発表された9月のISM製造業景況指数が、47.8と2カ月連続で(後退を意味する)50ポイント割れとなるばかりか、水準も10年ぶりの低水準となり貿易摩擦の影響がいよいよ顕在化し始めたかと警戒感が高まった。さらに2日後に発表されたISM非製造業景況指数は52.6と拡大を意味する50ポイントは超え52.6となったものの、2016年8月以来の低水準だった。サービス業にも影響が表れ始めているのではと、これも懸念を高めさせた。
その直後に発表されたADP全米雇用報告も労働省の非農業部門雇用者増加数も、前年比では大きく水準が下がっており、減速を印象付けることになった。それでも米国経済に強気出来るのは、個人消費の強さあればこそ、ということだった。その一端を示すということで、今夜の小売売上高が注目されたのだが、期待を裏切る結果になった。日本時間の16日22時過ぎの時点では為替は反応鈍く、株式市場はこれから取引開始。金市場は10ドル超跳ね上がり前日比プラス圏に。それでも1500ドルには復帰できていない。
この後の株式市場の反応がどうなるか。決算発表の結果にもよるが、株価が目立って下げるなら金は1500ドル台回復となりそうだ。