いうまでもなく今週10月19日つまり明日は例のブラックマンデーから20年になる。20年前の当日は(日本時間の20日)朝から証券会社の店頭で店内の風景(投資家の様子)と株価のボードを眺めていたのを思い出す。よく10月は米国株式市場が不安定になるというアノマリー(確たる理由はないが出現率の高いもの)がある。今年の場合はサブプライム問題で、しかも主要金融機関の決算が10月、11月と続くので心理的にも警戒感は高まると見られる。思えば1987年から10年目の1997年もアジアの通貨危機があり翌年のロシア危機 ⇒そのまま大手ヘッジファンドLTCMの破たんと繋がった。さらに10年後のいま、サブプライム・ローンの延滞率上昇に端を発するデリバティブ金融商品の信用リスクの上昇は、該当証券化商品を他に“飛ばせず”手持ちになっている金融機関の資金繰り懸念に転じ、新たな危機を巻き起こす可能性が出てきた。
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そう言えば、内部要因主導でしたね。信用売残が史上最高といつぞやニュースに流れていました。売り方の買い戻しによる高値更新だった訳で、何か材料があっての上昇ではなかったと思います。ただ、その上げが結果的にリスク許容度を下げ、マネーが商品や新興市場に流れていったことは後々問題になる可能性がありますね。積み上がったポジションはいつか解消されなければなりませんから、取組や出来高など大きめの銘柄からは様子見に少し引いた方がいいのかもと思ってます。
今日からG7ですね。サブプライムローン問題を各国で話し合うわけですが、どうなりますか。
私は同問題をテーマに7月より当ブログに参加させてもらっていますが、サブプライムがどうして悪いかと言うと、「詐欺まがい」、いや「詐欺」だからです。生き馬の目を抜く市場では極論的に「騙される方が悪い」のかもしれない。でも、いくら市場が地に落ちても越えてはならない一線というものがあるはずです。
サブプライムローンと言うのは、そもそも不動産価値がいつまでも上がり続けるはずはないのだから、最初から返済できないのが分かっていたはずです。
それを米国銀行傘下のヘッジファンドが膨らませて、世界中にばら撒いた。米国当局にもちろん直接的な責任はない。でも、ドルが基軸通貨として強かったのは信用があったからです。でも、もう信用をはない。
日本は「日米同盟」のうえ、バブル崩壊~デフレに懲りたので被害は比較的少ないはずだから、G7でアメリカ批判の先頭にたつことはないのでしょうが、欧州、特にフランス、ドイツの怒りは相当なものだと思います。
IMFは来年の世界経済見通しについて、同問題で各国の成長減速は避けられないと具体的数字を上げ始めました。各国も当局や中央銀行には直接責任はないわけなのでG7では本音を語らず、取り合えず各国協調路線を一段と強めるのでしょうが、腹の中ではアメリカの責任を考えるに違いない。
ブッシュはレイムダックなのでしょう。ドルの信用は失われている。米国が破れかぶれになって新たな戦争経済など考えないことを祈ります。
原油・債券も上昇。
「質への逃避」は米国債のみではなくなった?
そして「途方もない事」進行中?
損得とか、儲かる・儲からないとか、別にして
(ついでに愛国心も胸にしまって…)
この時代の動き、興味深いものがあります。
10月はアノマリー、おまけに神無月ですね。
去年は金価格があがらなくて出雲の神様に「金が高くなりますように」なんてお祈りしてました。
それはそれで、楽しみな時間でした。
最近は11月もアノマリーみたいです。
中長期上昇トレンドは上値線でも確認された、と考えてます。
k先生が休むも相場とおっしゃってますから、そろそろ上げ一服・相場も一休みになると良いな、と思ってます。
素人考えですけれど…
「サブプライムローン危機は「複雑な会計上の問題」を生じさせており、追加規則が必要となる可能性がある」(ロイター10/19 12:31)と、
まさか神話価格はダメよ、じゃないでしょうね、
それと、もうひとつまさかで、今日10/19の規制発表じゃないでしょうね。
ただし日本と中国経済予測は難しい。中国は勉強中で分かりませんが、日本経済は以外と良くなるのではないか。もちろん今の経済政策を若干変更して内需主導型にする必要はあります。これだけ不況で苦しんだわけだから、たまには陽が差さなきゃ。もちろん従来のバラマキ復活と言う意味ではありません。日本株はかなり下げてから、サービス・流通を中心に日経平均20000円越えがありそう、と見ています。為替はもちろん1ドル100円割れの円高です。日本の官僚たちは、確かに動きかのろいがそれほど馬鹿ではないと思うのです。