昨夜の更新は時間切れというよりも疲れの中で睡魔に襲われというのが実情。そこで若干のフォローをすると、今のところは米系のみが表に出て、どこまで広がりを持たせることができるかが問われるが、各種債務合成証券(・・・・ここでは「デリバティブ金融商品」とひとくくりに呼ぶことにするが)の買い取り機関を作って、一応の時間稼ぎはできるのは確かだろう。ファイナンスに道をつけるのが親会社の出資という部分が本体のバランスシートの劣化を防ぐ苦肉の策ということだが、皆でシティ(その他)を助けるというのは置いておいて、結局は買い取った資産の内容がさらに悪化すると結局はリスクの輪は元に戻ることになる。目的はあくまでバランスシートから切り離したままの状態にしておくということと、資産の下落を防ぐということ。しかし基本的にローンの焦げ付きがさらに増加すると、下落は防ぐことはできない。その延滞率の上昇という部分に手をつけようとすると、政治マターになり国家の介入ということになりそうだ。そこでポールソン(財務長官)のいう「包括的な対策を大統領直属の部会(タスク・フォース)で協議する」ということに。それでも破綻者の救済などというと、それこそモラル・ハザードということになるので一筋縄ではいかず、皆が事態の推移を見守って“こう着”しているうちに、他で稼いで資本を厚くする・・・・というのは、異端論だろうかね?足元の各種市場の乱舞を見ているとフトそんなことを思ってしまうわけです。
曽慶紅(中国副主席)引退、EUの旧ユーロ憲法条約に代わる新条約採択・・・国際政治はどんどん進行している。我等が日本国が停滞ムードに映るのは内側に居るからだろうか?
曽慶紅(中国副主席)引退、EUの旧ユーロ憲法条約に代わる新条約採択・・・国際政治はどんどん進行している。我等が日本国が停滞ムードに映るのは内側に居るからだろうか?
サブプライム問題の結末はルール変更とみています。
システムをかけにくい金が買われる理由もその辺にあるのではないでしょうか。
さてみなさんがご心配されているスタグレーションの定義は?
8月を上回る規模になるかは分からないが、またぞろ世界連鎖株安が始まったようです。「サブプライム病」というばい菌に汚染された患者(各国市場)が、また「痛いよ」と訴えているのですが、今度はG7と言う医師団が必至で治療に当たる、といった状況でしょうか。わが国の日銀・福井総裁が最初に診断したとおり、米国当局までもが「サブプライム病が治るまで遅くとも来年一杯かかる」と言い出しました。さて、よく効く新薬はあるのでしょうか?
ところで、小生が気にしていたロシアのプーチン大統領が、北方領土問題を盾に「日露関係の前進」を福田首相に提案しました。やるなあプーチンさん。中国共産党大会での日中友好ムードの演出といい、内側では元気がないと思っている日本は、実際は経済大国なんですよ。で、円高も再び進行中。
これは当然ヘッジファンドの規制で、特にドイツは古くからヘッジファンドを批判していて、今回損出を多く出した欧州は最大の「被害者」なのだから怒りは大きいだろう。
これに対し米国は、ヘッジファンドが基幹産業の一つなのだから、当然、世界市場のグローバル化と活性化のためにヘッジファンドは必要、とやる。水面下のG7はこれまでのように和気藹々とはいかないだろう。
で、どちらに分があるかと言えば、間違いなく欧州連合だろう。気楽なのは、損失の比較的少ない日本のはずだが、ここできてもまだ米国の肩を持つのだろうか。いや、そんなことはない・・・はず。
内容はやはり 世界がわかるのは金ですね
あとのは アジアの時代だの 長期分散投資だのもう終わりかけのネタでした。
リスク リスクと騒がれているときに金利との関連を最後に持ってこられたのにはウレシクなりました。