亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

戦時経済

2006年10月01日 22時27分53秒 | トピック
米国の国防予算が突出していることはよく知られているが、先週末議会を通過した2007会計年度の予算は総額4480億ドル。日本円にして約53兆円にも上る。日本の国家予算が80数兆円なので、すごい金額だよね。このうちイラク戦争やアフガン関連など対テロ戦争の経費として約700億ドルが盛り込まれている。対テロ戦争費(?)04年、05年、06年とこの当初の金額に追加する形で補正予算を組むのが常態化しており、確か昨年は当初500億ドルほどで追加で700億ドル組んだのではなかったかな?したがって年明けの2月くらいにまた追加支出を申請するものと見られる。これだけのカネを政府が国内で使うのだから、景気刺激策になるのはよく分かるよね。財政の圧迫要因でもあるのだが、片方で景気を刺激して税収も増やすという効用も。。戦時経済ともいえるわけだ。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 現実のものとは思えない | トップ | 実需の引き合い »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
財政赤字のツケは。。。 (ノリック)
2006-10-02 00:13:31
アメリカも財政赤字で大量に国債を発行し、その国債を日本やオイルマネーが買っているのですね?



アメリカ経済が比較的成長していても、貿易赤字や財政赤字に投資家がリスクを感じないのでしょうか?



商品価格や新興国のマーケットの不安から、アメリカ国債に資金が流れているのも皮肉ですね。



返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トピック」カテゴリの最新記事