EUとしてギリシャの財政再建を支援することで合意という市場の予想通りの展開に。ただし、支援の内容については週明け15日から2日間の日程で開かれるEU財務相会合で詰めるというものだった。市場は支援合意を材料にしたショートカバー(売り建て玉の買い戻し)により急騰したものの、流れは続かず前日の水準に引き戻される展開。ただしNY時間の午後に入って、再び買いが集まり上昇ということになった。
ギリシャの財政破綻はたしかに問題だが、同国の経済規模はユーロ圏経済の総GDPの2.5%に過ぎない。しかし安易に救済すると、ユーロの存立基盤である参加基準がないがしろになる。同時に圏内におけるモラル・ハザードの問題もあろう。だからといって放置すると(債務返済保証料のCDS取引などを通した)市場の判断によるソブリン・リスクの伝染(Contagion)が起き混乱はさらに深まることになる。たかが2.5%、されど2.5%(一国の経済)ということである。伝染(Contagion)という側面では、独仏の大手銀行が「PIIGS」と総称されるポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの国債の保有をはじめ巨額の貸し込みが指摘されており、連鎖的に再建途上にある民間金融にも飛び火する可能性も指摘されている。
トリシェECB総裁が8日のオーストラリアでの会議を切りあげて急遽帰国し、サルコジ大統領と話し合いをもったと見られるが、それは同大統領がギリシャのパパンデレウ首相と会談する予定が入っており、その前段階で金融環境の打ち合わせをしたいという、大統領府の要請に基づいたものだったんだろう。
金市場ではここまでのユーロ安による相対的なドル高のなか手仕舞いを売りを急いだファンドが存在する一方で(それが下げにつながった)、将来的な危機の広がりへのヘッジとして金の保有を続けるファンドも存在するというように、投資スタンスとしては一様ではないのが現実となっている。とりわけ、ユーロ圏でも「出口戦略」の実行が難しくなり低金利の長期化が続くという見方が台頭すると、本来的な「安全資産」という捉え方をした金購入の動きも高まる可能性がある。新興国中央銀行には受け入れられやすいシナリオと思われる。
ギリシャの財政破綻はたしかに問題だが、同国の経済規模はユーロ圏経済の総GDPの2.5%に過ぎない。しかし安易に救済すると、ユーロの存立基盤である参加基準がないがしろになる。同時に圏内におけるモラル・ハザードの問題もあろう。だからといって放置すると(債務返済保証料のCDS取引などを通した)市場の判断によるソブリン・リスクの伝染(Contagion)が起き混乱はさらに深まることになる。たかが2.5%、されど2.5%(一国の経済)ということである。伝染(Contagion)という側面では、独仏の大手銀行が「PIIGS」と総称されるポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの国債の保有をはじめ巨額の貸し込みが指摘されており、連鎖的に再建途上にある民間金融にも飛び火する可能性も指摘されている。
トリシェECB総裁が8日のオーストラリアでの会議を切りあげて急遽帰国し、サルコジ大統領と話し合いをもったと見られるが、それは同大統領がギリシャのパパンデレウ首相と会談する予定が入っており、その前段階で金融環境の打ち合わせをしたいという、大統領府の要請に基づいたものだったんだろう。
金市場ではここまでのユーロ安による相対的なドル高のなか手仕舞いを売りを急いだファンドが存在する一方で(それが下げにつながった)、将来的な危機の広がりへのヘッジとして金の保有を続けるファンドも存在するというように、投資スタンスとしては一様ではないのが現実となっている。とりわけ、ユーロ圏でも「出口戦略」の実行が難しくなり低金利の長期化が続くという見方が台頭すると、本来的な「安全資産」という捉え方をした金購入の動きも高まる可能性がある。新興国中央銀行には受け入れられやすいシナリオと思われる。
違うよ。判断の基準が異なる。外交的には日米同盟が鍵で、国内的には、日本ほど安定しているものはないが、それを朝鮮人史那人が破壊しつつある。
つまり経済的な問題ではないということである。経済的な問題はいまだ解決可能である。
将来の事態の想定が異なるという事である。
Good-by
中国人社員に技術情報盗まれたあげく出国されたのは、この会社です。社員が証拠をつかもうとその中国人のアパートに行ったところ、「少し待っていてほしい」と言われて外で待機していたら、そのスキにその中国人は、ハードディスクを破壊して証拠隠滅を図っていたとか。
当時の報道をよく覚えているけど、技術担当責任者はこう言っていた。「われわれは社員が悪いことなどするはずがない、という性善説の立場で対処してきた。」どんだけナイーヴなんだろう。性善説を信じるのならセキュリティの仕事は必要ないでしょう。現在も発覚していないが技術流出が水面下で進行中、を前提に対処するのがセキュリティの仕事で、そのために給料もらっているんじゃないのか?
技術パクられて何の影響もないはずがない。時間はかかるけど、タイムラグはあるけど、いずれもっと安いライバル商品が登場してきて、経営を圧迫するに決まっている。「右肩上がりの経営を想定」ねえ。
欧米はといえば、球技のかたちをかりた格闘技で変なルール作りや変なルール運用をしたり、トビ道具を使ったりする野蛮さがわからないような。苦笑
>Good-by
残念です。
これからも短めのコメント、是非お寄せください。考えが偏らなくなって、参考になりますから。
主だった産業が技術もなにもかも、海外へ出しちまったのがいけない。 今に日本じゃ何も作る物なくなるぞ・・・子供もできなしなあー