5ヵ月ぶりなので7月初旬以来の安値に落ちた金だが、それでも15日の段階で年始からは154ドル、率にして10.8%の上昇率となっている。16日では同じく176.5ドル、率にして12%の上昇となる。週末の戻りは、14日の暴落に対する遅ればせながらの自律反発ということ。このところユーロドルとの相関性が高く、その面ではドルインデックスと伝統的な関係が戻ったような動きでもある。30日移動平均線ではドル建て金とユーロドルの相関係数は0.7となっていた。つまりユーロが対ドルで売られれば金も下げ、戻せば金も戻るという展開。日本時間の今朝方発表されたCFTC(米商品先物取引委員会)のレポートではネットの買い建てが10%ほど減っていた。約40トンほどになるが、その後に大きな下げがあったので更に減っているだろう。
いずれにしても市場は、S&Pによるユーロ圏諸国の格下げがどうなるのか、待機モードといえる。それにしても流動性危機というか金巡りが悪くなっていることから、ユーロ圏の景気は大方の見通しを大きく上回る悪化になりそうだ。16日に格付け会社フィッチ・レーティングスがユーロ圏の複数国の格下げ方向を発表していたが、その際のコメントに「流動性枯渇の可能性のあるユーロ加盟国が自己増殖的な流動性危機に陥るリスクを最小化するため、欧州中央銀行(ECB)による、より積極的で明示的なコミットメントが必要になる」とあった。まさに、その通り!いずれ追い込まれるのではないか。
快晴の東京を新幹線で名古屋へ移動。富士山がきれいだったが、移動とともに見え方が変わって、なかなかのものだった。東京からもくっきりと見えた。冬の富士。
多摩川
横浜を過ぎ
湯河原、小田原
静岡
まさに日本の象徴。
あの勢いでしたから。しかし、気前よく下げました。金バブル説の方が元気付く状況です。
あの頃よりも世界の状況が改善しているとはいえず、悪化の状態です。ユーロ圏は暴風雨です。客観情勢では金上昇状態は続くでしょう。
ただ、親戚などに話しする時は金に投資しなさいなどとはいえません。私を含めて一番の安全資産は定期預金です。日本人はこれが一番好きなようです。
2000ドル達成は来年に持ち越しました。
その分私のメイプルの輝きが少し落ちたように感じます。
非常に解りやすい内容でした。
名古屋名物はご堪能いただけたでしょうか。
またよろしくお願いします。