(10:30)現在、札幌のホテルにいて、間もなく出ようとしているところ。昨日の更新予定がいろいろやっている内に果せず、結局この時間に。外気温は5度。昨夜着いたときは、もっと寒いのかと思っていたので、やや拍子抜け(?)。でも予報は昼過ぎから雪。寒くなるのはこれからだろう。このブログも先週から更新パスが続いた関係で、右上の更新記録がなんだか空白だらけになってきてしまって、寂しくなってきたので短文でも更新を続けようと思っています。腰を据えてやってしまう性質ゆえ、もうすこし軽めに行こうかと。
さてこの間に世の中はいろいろ動いて、金融市場も経済環境を示すデータにも注目すべきものが増えてきた。先週は9月の米貿易赤字が単月で過去最高の661億ドルというものがあった。9月はハリケーン禍の特殊月ということもあり、米国も石油製品の不足を補うため輸入を増やしたと見られていたため赤字の拡大は想定されていた。想定されていたけれども、それを上回る赤字の拡大。このまま行くと暦年(2005年)で7000億ドルにも貿易赤字は膨らみそうな雲行き。この「貿易収支」にその他要素の乗る「経常収支」の赤字額はやはり8000億ドル超コースを走っているわけだ。毎月600億ドルもの赤字を出し続ける米国は、それ以上の資金提供(投資マネーその他の還流)を各国から受けることで、帳尻を合わせている。そしてブッシュ政権の経済閣僚は、「景気がいいからこそ赤字が膨らんでおり、まただからこそ米国への投資には妙味があることから資金還流が見られている。したがって赤字の拡大には問題はない」という認識を崩さない。
ところがこうした見方に疑問を呈する発言があった。やや旧聞に属するが11月3日の上下両院合同経済委員会でのグリーンスパン証言がそれ。すでにGDP(経済規模)の6%を超えた経済収支の赤字について「これだけの赤字をどうして穴埋めできてきたのかは大きな謎」とした。また今のような規律の無い財政赤字の管理のしかたを続け赤字が拡大すると「ある時点で米国経済に深刻な混乱をもたらす」とした。このところ同議長は米住宅市場についても以前に比べ厳しい見方をするなど、警告めいた発言が増えている。それだけ危うく映っているということだろう。
それは中央銀行が引締めに舵を切り、経済の行き過ぎ(過熱、インフレ化)を防ごうとしている一方で、政治サイド(ブッシュ政権)が減税策の継続など刺激策を取り続けているという政策的齟齬(そご)に対する警告でもありそうだ。
金融当局がブレーキを踏む横で政治サイドはアクセルを吹かす。このバランスを欠いた状態は、クリントン政権時代はなかったと思う。経済運営を財務省からホワイトハウスへ移してしまい、中銀との連携プレーが低下した咎(とが)と言えないか。いまは無視されているこの問題は、来年早い時期に市場の材料として浮上することだろう。
写真は複合コンプレックス、札幌ファクトリー(旧ビール工場)。セミナー会場までこの一角にあった。紅葉がきれいだった。週の初めが和歌山だったので、(気温が下がったせいもあるが)やはり最後は寒かった。
さてこの間に世の中はいろいろ動いて、金融市場も経済環境を示すデータにも注目すべきものが増えてきた。先週は9月の米貿易赤字が単月で過去最高の661億ドルというものがあった。9月はハリケーン禍の特殊月ということもあり、米国も石油製品の不足を補うため輸入を増やしたと見られていたため赤字の拡大は想定されていた。想定されていたけれども、それを上回る赤字の拡大。このまま行くと暦年(2005年)で7000億ドルにも貿易赤字は膨らみそうな雲行き。この「貿易収支」にその他要素の乗る「経常収支」の赤字額はやはり8000億ドル超コースを走っているわけだ。毎月600億ドルもの赤字を出し続ける米国は、それ以上の資金提供(投資マネーその他の還流)を各国から受けることで、帳尻を合わせている。そしてブッシュ政権の経済閣僚は、「景気がいいからこそ赤字が膨らんでおり、まただからこそ米国への投資には妙味があることから資金還流が見られている。したがって赤字の拡大には問題はない」という認識を崩さない。
ところがこうした見方に疑問を呈する発言があった。やや旧聞に属するが11月3日の上下両院合同経済委員会でのグリーンスパン証言がそれ。すでにGDP(経済規模)の6%を超えた経済収支の赤字について「これだけの赤字をどうして穴埋めできてきたのかは大きな謎」とした。また今のような規律の無い財政赤字の管理のしかたを続け赤字が拡大すると「ある時点で米国経済に深刻な混乱をもたらす」とした。このところ同議長は米住宅市場についても以前に比べ厳しい見方をするなど、警告めいた発言が増えている。それだけ危うく映っているということだろう。
それは中央銀行が引締めに舵を切り、経済の行き過ぎ(過熱、インフレ化)を防ごうとしている一方で、政治サイド(ブッシュ政権)が減税策の継続など刺激策を取り続けているという政策的齟齬(そご)に対する警告でもありそうだ。
金融当局がブレーキを踏む横で政治サイドはアクセルを吹かす。このバランスを欠いた状態は、クリントン政権時代はなかったと思う。経済運営を財務省からホワイトハウスへ移してしまい、中銀との連携プレーが低下した咎(とが)と言えないか。いまは無視されているこの問題は、来年早い時期に市場の材料として浮上することだろう。
写真は複合コンプレックス、札幌ファクトリー(旧ビール工場)。セミナー会場までこの一角にあった。紅葉がきれいだった。週の初めが和歌山だったので、(気温が下がったせいもあるが)やはり最後は寒かった。
経済指標がアメリカと日本で目白押しなので忘れがちで仕方ありませんが、ちょっとヨーロッパがおかしくありませんか?
EUD/USDのチャートなんてちょっと・・・
少年二人の事故死という割に長引きすぎで、しかもあまりに広範囲すぎます。
それに起こった当初、いきなりイタリヤやベルギー、ドイツなどなど諸外国政府筋からの飛び火懸念が相次ぎだされました。
実は何か隠していませんか?
例の低所得者用住居ですが、あれは現代のゲットー?
しかもフランス政府筋はイスラム勢力を気にしているそうだけど、イスラム勢力はアラブ系で、いわゆる黒人は基本的にキリスト教のはず。
モスクに火炎瓶なんて事件があったけど、その辺を知らない白人極右勢力によるものだとしたら火に油を注ぐようなもの。黒人とアラブ(白人系?)の争いなのか。いずれにせよ泥沼のような気が・・・
(黒人とアラブ人の争いは近いところでスーダンのダルフール地方における内戦。そういえばどうなっちゃたんだろう?)
GOLDなんてあわてて戻っちゃって、対応が・・・
軍神の星は遠ざかりつつあります。血の赤は見たくはありませんねぇ・・・特に「世界で最も安全だと思っていた」ヨーロッパでは・・・
杞憂であることを祈ってやみません。(といいつつポジション積んでます・・・もちろん疑心暗鬼ながらも)
円(ガソリン)→ドル(エンジン)の構図が明らかになって
きました。しかも福井さんじゃなくて、首相公認です。
国際的公認バブル状態へ突入?
キャリートレードなんてやってるヘッジファンドは国内の地方金融機関を回っては「日米政府公認です。お任せください。先月は軽く10%越えました。」なんて言ってそうで怖いですねぇ。(円の行き先は何処へ・・・)
日本はデフレ懸念の金融緩和でお金の垂れ流し、アメリカはインフレ懸念で金融引締めとはいえ、減税策もあってどう考えてもフルスロットルに軽めのブレーキじゃどこかに・・・
下手すら大気圏突破・・・した後が怖い展開に・・・
生きてて幸せです。
10兆円規模のトレードが瞬時に行われる今日この頃・・・
どんな花火が打ちあがるやら?あがらないやら?
追伸
HN変えました。