亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ラスト・フロンティア

2009年02月17日 20時45分59秒 | 金市場
金価格が950から960ドル突破に歩みを進めてきた。ETFの急増に売り向かっていたアジアの時間帯もついに我慢も限界で買いに転じることに・・・・というより、NY時間外でファンドの買い。テクニカルな側面も支援材料となりストップロスの買いを巻き込む展開。為替の関係もありドルと円以外の通貨建ての取引は、軒並み高値を更新の展開。ドルインデックス(ドル指数)は87ポイント半ばで高止まりしているので、最近のパターンでドル離れの金。インドルピー建て価格は、ついに1万5000ルピー(10グラム)を突破し過去最高値へ。ドル建てで900ドル、ルピー建てで1万3500ルピー越えで買いはほとんど見られなくなったとのこと。むしろ古いジュエリーの売り戻しが急増中と。豪ドルでも過去最高値。ドル建てでは昨年7月の980ドル台後半が次のターゲット。

余剰資金のラスト・フロンティアには、まだ早いか。

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