週明けのNY株が売られている。木曜日にダウ工業株30種からNasdaqそしてS&P500種と1.5~2.0%の範囲で下げが拡大したが、市場全体に影響を及ぼす何か悪材料が出たわけではなかった。四半期末接近で利益確定モードの売り広がりが、期せずして目立った下げにつながったと見られる。米国株バブルが指摘されて久しいが、PERやPBRなど伝統的な指標では株価の割高感は見られないとされる。そこで指摘されるのが自社株買いなど決算を意識した会社側の反応となる。中には利益は上がっているにも関わらず、売り上げは減っているというところもある。
このところの中国をはじめとする大所の経済は減速傾向を強めているとされる。欧州は言うまでも低迷の淵から抜け出せていない。この中で米国企業が内需以外に持続的に業績を伸ばしていけるのかと言うと未知数ではないか。NY株は週末の取引では、反発で終了したが、しかし前日の下げ幅(あるいは下げ率)の半分ほどしか戻せていない。このところの過去最高値圏での株価の高値保ち合いは、下手をすると上値の限界点という捉え方が出来るのかも知れぬ。一定の警戒感をともなった上昇ゆえに、そうした暗雲を振り払うようなニュースなりがないと、皆いつでもゲームから降りられるような心構えの中での取引ゆえに、五月雨的な売りが意外や下げの規模を大きくすることにつながるということか。
このところの中国をはじめとする大所の経済は減速傾向を強めているとされる。欧州は言うまでも低迷の淵から抜け出せていない。この中で米国企業が内需以外に持続的に業績を伸ばしていけるのかと言うと未知数ではないか。NY株は週末の取引では、反発で終了したが、しかし前日の下げ幅(あるいは下げ率)の半分ほどしか戻せていない。このところの過去最高値圏での株価の高値保ち合いは、下手をすると上値の限界点という捉え方が出来るのかも知れぬ。一定の警戒感をともなった上昇ゆえに、そうした暗雲を振り払うようなニュースなりがないと、皆いつでもゲームから降りられるような心構えの中での取引ゆえに、五月雨的な売りが意外や下げの規模を大きくすることにつながるということか。