ターゲットなど米小売りの決算が良かったことを受け、景気減速観測が後退し、今夜のNY株は主要指数は軒並みジャンプ・アップで取引を開始している。堅調な個人消費が最後の拠り所のような状態になっているので、大本営(ホワイトハウス)発表の米中交渉見通しなどより、信頼度は高い。しかし、NYの午後に控えるFOMC議事要旨でどうなるか。
それにしても、ドイツの悪化が目を引く。ついに本日はドイツ30年債はマイナス利回りに転じている。
20日は、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が米国経済がリセッション(景気後退)に向かっているとは思わないと発言。7月の利下げを支持したのは、差し迫った経済減速を予見したからでなく、経済成長を継続させるためとした。つまり、利下げサイクルに入ったこと(継続的な利下げ)を意味しないとした7月FOMC後のパウエル議長の発言と同じ内容といえる。利下げのみならず量的緩和策の再開まで要求し始めたトランプ政権との間に、大きな見解の違いがあることを表す。また9月の利下げを100%織り込んでいる金融市場、とりわけ株式市場だけに、パウエル発言の内容によっては荒れることになりそうだ。否、タカ派的発言は株価の急落につながることは必至ゆえに、むしろできない・・・・ということならば、金融政策の先行きへの信頼度(FRBへの信任)は静かに侵食されることになる。パウエル議長は任期を全うできるのだろうか。。。今夜はFOMC議事要旨、明後日23日がパウエル講演。
それにしても、ドイツの悪化が目を引く。ついに本日はドイツ30年債はマイナス利回りに転じている。
20日は、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が米国経済がリセッション(景気後退)に向かっているとは思わないと発言。7月の利下げを支持したのは、差し迫った経済減速を予見したからでなく、経済成長を継続させるためとした。つまり、利下げサイクルに入ったこと(継続的な利下げ)を意味しないとした7月FOMC後のパウエル議長の発言と同じ内容といえる。利下げのみならず量的緩和策の再開まで要求し始めたトランプ政権との間に、大きな見解の違いがあることを表す。また9月の利下げを100%織り込んでいる金融市場、とりわけ株式市場だけに、パウエル発言の内容によっては荒れることになりそうだ。否、タカ派的発言は株価の急落につながることは必至ゆえに、むしろできない・・・・ということならば、金融政策の先行きへの信頼度(FRBへの信任)は静かに侵食されることになる。パウエル議長は任期を全うできるのだろうか。。。今夜はFOMC議事要旨、明後日23日がパウエル講演。
ありがとうございました。
時間の制約もありセミナーでないと細かな部分までなかなか話せません。