(02:40)東京は、と言うより全国的なのでしょうが春の嵐です。南風が強く、通り雨があったりと不安定な天気です。今日は外出先からそのまま帰宅し、NHKが中継をやっていたので夕食を挟みながら野球を最後まで見ました。ライオンズ対タイガース。オープン戦にはない緊張感が感じられ、交流試合は新鮮味があって面白いです。タイガースの調子が比較的いいこともあって、まぁ、この意見はバイアスが掛かっています。あんなに調子が良かった中日が交流戦ではパッとせず、ヤクルトの調子がいい、そのヤクルトの連勝を止めたのが楽天。面白いです。しかしライオンズの松坂を久しぶりにテレビで見ましたが、いいピッチャーですね。飲みながら見ていたので心地よい流れの中で、何となく眠ってしまい、結局この時間(13時40分)に目が覚めてしまいました。
今日は懇意にしている新聞記者Hさんが見えました。部をまたがった10名程度のグループで巻頭特集の企画で動いているとのこと。そのなかでHさんは日本とアジアの関係(中心はやはり中国になりますが)を「後戻り出来ない」を切り口に書こうとしている。色々話をさせてもらいましたが、一番分かり易いのが人民元は一度レートをいじると結局なし崩し的にフロート制(変動相場)移行で、“後戻り出来ない”ということ。だからアメリカがどんなに圧力を掛けても、ひとつ間違えると共産党の一党独裁に終止符を打つことにも成りかねず慎重にタイミングを測るだろうということ。最後は政治的判断です。でも切り上げざるを得ない。それは中国経済がグローバル化のなかで世界経済に深く組み入れられているため、この流れに乗らないと中国自身の繁栄もない。“後戻り出来ない”のです。
後、どうしてここに来てアメリカからの切り上げプレッシャーが強まったのか。来年の中間選挙を睨み個別の温度差はあれ議員がそれぞれザワザワし始めていること。中国で日本が悪者になったように、アメリカでは中国が悪者になっている。中国が不自然な位置に為替を固定しているのがイカンのだ、と。特に中国と競合関係にある産業を選挙区に抱える議員のトーンは高くなる。(ブッシュ)政権と母体である共和党(議員)との関係も最近はしっくりいっていない。次期国連大使(ネオコンで知られるボルトン氏)の承認の手間取りから年金改革という大きなテーマまで、共和党内部から批判の声があります。ここは党の声に耳を傾け、政権としても中国に対して声を高めておかねば・・・ということでしょう。
そして何より、安全保障上の問題。私が強く主張したのはこの点でした。なんで人民元の切り上げプレッシャーが、安保にかかわるのか?このところ対米黒字をどんどん積み重ねている中国。そのなかで為替を一定に保つための日常的な為替介入。(印刷した)人民元売りのドル買い。過去1年で中国の外貨準備は2000億ドル以上増えましたが、それはそうでしょう。そこでグリーンスパン議長が指摘するのが、このままでは中国経済がマネーインフレのなかで更に過熱(バブル化)し弾けた場合、中国経済の混乱は世界的にも影響が大きい、したがって今のような為替コントロールはキケンだから止めなさい(つまり切り上げしなさい)という金融上の観点からのもの。
一方の財務省(というより財務相)は、中国の外貨準備の急増は、そのまま中国が保有する米国国債の絶対額の急増を意味することが気になるのでしょう。介入で得たドルは通常はキャッシュのままにはしておかないためです。財政難にあえぐアメリカではあるものの、これは痛し痒し。友好国日本ならまだしも中国の保有シェアがこのまま上がり続けることは、そのままNY債券市場での中国の影響力が高まることを意味するわけです。将来のある時点で、中国が米国国債を手放したいなどとの話が、それが噂であれ出るだけで、米国金利(国債価格)が乱高下し、NY株が、ドル相場が、乱高下することは必定。これは今この時間に起きてもおかしくはない話です。そしてこのままでは時間の経過とともに、ますますそのリスクは高まる。考えてみれば、手っ取り早く手を打てるのは、為替調整であって、やはり人民元の水準を変えることだということでしょう。つまり外交上の材料に将来使われる可能性のあるものに、ブッシュ政権としては手を打っておきたいという側面も考えられるということです。まあ、これ以上は長くなるので止めておきますが、起きている現象はひとつでも背景は複合的ですね。
今日は懇意にしている新聞記者Hさんが見えました。部をまたがった10名程度のグループで巻頭特集の企画で動いているとのこと。そのなかでHさんは日本とアジアの関係(中心はやはり中国になりますが)を「後戻り出来ない」を切り口に書こうとしている。色々話をさせてもらいましたが、一番分かり易いのが人民元は一度レートをいじると結局なし崩し的にフロート制(変動相場)移行で、“後戻り出来ない”ということ。だからアメリカがどんなに圧力を掛けても、ひとつ間違えると共産党の一党独裁に終止符を打つことにも成りかねず慎重にタイミングを測るだろうということ。最後は政治的判断です。でも切り上げざるを得ない。それは中国経済がグローバル化のなかで世界経済に深く組み入れられているため、この流れに乗らないと中国自身の繁栄もない。“後戻り出来ない”のです。
後、どうしてここに来てアメリカからの切り上げプレッシャーが強まったのか。来年の中間選挙を睨み個別の温度差はあれ議員がそれぞれザワザワし始めていること。中国で日本が悪者になったように、アメリカでは中国が悪者になっている。中国が不自然な位置に為替を固定しているのがイカンのだ、と。特に中国と競合関係にある産業を選挙区に抱える議員のトーンは高くなる。(ブッシュ)政権と母体である共和党(議員)との関係も最近はしっくりいっていない。次期国連大使(ネオコンで知られるボルトン氏)の承認の手間取りから年金改革という大きなテーマまで、共和党内部から批判の声があります。ここは党の声に耳を傾け、政権としても中国に対して声を高めておかねば・・・ということでしょう。
そして何より、安全保障上の問題。私が強く主張したのはこの点でした。なんで人民元の切り上げプレッシャーが、安保にかかわるのか?このところ対米黒字をどんどん積み重ねている中国。そのなかで為替を一定に保つための日常的な為替介入。(印刷した)人民元売りのドル買い。過去1年で中国の外貨準備は2000億ドル以上増えましたが、それはそうでしょう。そこでグリーンスパン議長が指摘するのが、このままでは中国経済がマネーインフレのなかで更に過熱(バブル化)し弾けた場合、中国経済の混乱は世界的にも影響が大きい、したがって今のような為替コントロールはキケンだから止めなさい(つまり切り上げしなさい)という金融上の観点からのもの。
一方の財務省(というより財務相)は、中国の外貨準備の急増は、そのまま中国が保有する米国国債の絶対額の急増を意味することが気になるのでしょう。介入で得たドルは通常はキャッシュのままにはしておかないためです。財政難にあえぐアメリカではあるものの、これは痛し痒し。友好国日本ならまだしも中国の保有シェアがこのまま上がり続けることは、そのままNY債券市場での中国の影響力が高まることを意味するわけです。将来のある時点で、中国が米国国債を手放したいなどとの話が、それが噂であれ出るだけで、米国金利(国債価格)が乱高下し、NY株が、ドル相場が、乱高下することは必定。これは今この時間に起きてもおかしくはない話です。そしてこのままでは時間の経過とともに、ますますそのリスクは高まる。考えてみれば、手っ取り早く手を打てるのは、為替調整であって、やはり人民元の水準を変えることだということでしょう。つまり外交上の材料に将来使われる可能性のあるものに、ブッシュ政権としては手を打っておきたいという側面も考えられるということです。まあ、これ以上は長くなるので止めておきますが、起きている現象はひとつでも背景は複合的ですね。
昨晩は、後半冷や冷やしながらもでした。
アメリカ・中国・ユーロ圏、グローバルな社会経済の
動きがわかるだけでもありがたいのに、Tigers情報も
あるブログを見つけたって感じですね!
楽しみにしてますから、無理しないでずっと続けて
下さいね~
昨日のもおめでとうございます。
毎日のぞかせてもらって勉強しますので、息長く続けてください。