「押し目待ちに押し目なし」という展開の金市場だが、後10数ドルの展開が重い。ここにきてスクラップの増加が指摘されているのは当然だろう。つまりそうした展開になるであろうことは想定されている。それが1000ドルという値位置だから。足元の金価格のサポート役はドル安。ドル円だけを見ているとわからないが、ドル安が続いている。ドルインデックスはついに78ポイント台に入った。3月9日の高値からは12%の下落。78ポイント台は昨年12月18日以来となる。その下となると昨年9月23日の75.82がある。
GMの破産法申請当日は悪材料出尽くしという評価で買われた株式市場。一夜明けて2日目は大きなイベントを抜けた後の虚脱感という雰囲気のなかで方向感のつかめない展開。気になったのは、GMの優良資産と不良資産を分離して、優良資産を新生GMに譲渡する手続きを7月10日までに終了する必要があるという条件が明らかになったこと。クライスラーの譲渡手続きが裁判所で認められたのが5月31日で1ヵ月掛った。規模の大きいGMが40日で債権者の了解を取り付け処理できるのか否かに懸念が残るそうな。7月10日までに完了しないと政府は支援を打ち切るという。もともとGMの支援は、労組を支持基盤にする民主党の政治的判断の要素も高いとされているので、よもやとも思うが処理の経過が話題となりそうだ。
市場ではガイトナー米財務長官の中国詣でが米国債消化行脚と話題になっているが、G7あるいはG20というよりG2という新たな流れの始まりとも言える。米国債の発行問題は、米国という国家の壮大なレバレッジと捉えると、民間レベルのデ・レバレッジが国家のレバレッジに付け替えが進んでいることを意味する。それをテーマに一文おこそうと思っているのだが。これ金価格とも関連する話となる。
GMの破産法申請当日は悪材料出尽くしという評価で買われた株式市場。一夜明けて2日目は大きなイベントを抜けた後の虚脱感という雰囲気のなかで方向感のつかめない展開。気になったのは、GMの優良資産と不良資産を分離して、優良資産を新生GMに譲渡する手続きを7月10日までに終了する必要があるという条件が明らかになったこと。クライスラーの譲渡手続きが裁判所で認められたのが5月31日で1ヵ月掛った。規模の大きいGMが40日で債権者の了解を取り付け処理できるのか否かに懸念が残るそうな。7月10日までに完了しないと政府は支援を打ち切るという。もともとGMの支援は、労組を支持基盤にする民主党の政治的判断の要素も高いとされているので、よもやとも思うが処理の経過が話題となりそうだ。
市場ではガイトナー米財務長官の中国詣でが米国債消化行脚と話題になっているが、G7あるいはG20というよりG2という新たな流れの始まりとも言える。米国債の発行問題は、米国という国家の壮大なレバレッジと捉えると、民間レベルのデ・レバレッジが国家のレバレッジに付け替えが進んでいることを意味する。それをテーマに一文おこそうと思っているのだが。これ金価格とも関連する話となる。
ユーロなどが高いですが、中国元はほとんど動きません。
過剰流動性は暴発寸前だと思うので、売りは危険だと感じます。
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20090602D2M0203D02.html