本日の市場は言うまでもなく欧米を中心に全面休業で静か。短縮取引となった昨夜のNYで目立ったのが原油の下げだった。前日、いったんは反発したWTI原油だったが反落で55.84ドルで取引を終了した。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間石油在庫統計で原油在庫が予想外に増えていたことが嫌気された。クリスマス休暇明けに再び売り込まれるか否かが注目点のひとつになりそうだ。下げが復活するようだと、年末の株式市場は再び波乱の様相を帯びることになりそうだ。
原油の下げに加え24日は農産物など商品市場が幅広く売られたこともあり、代表的な商品指数であるロイタージェフリーズCRB指数は235.34と年初来安値を更新した。この指数はもともと原油の構成比率が高いことから、原油の上下動を反映しやすい。230ポイント台半ばは2009年7月以来となる低水準。NYダウが6000ドル台まで売り込まれ底抜けの危機感が高まり、バーナンキが慌てて大規模ばら撒きを本格化した2009年3月に、200ポイントに接近するところまで下げた経緯がある。その時WTI原油は40ドル台前半から40ドル割れまで売り込まれていた。そこから3~4ヵ月経ち、やや落ち着きが出始めた水準まで下げているこtになる。
足元の状況は当時とは比べ物にならないほど安定しているにもかかわらず指数の低迷は、需要不足を意味し、絶好調に見える米国景気の一方で、世界経済の先行きに疑問を投げかけるものでもある。
世はクリスマス。今年も1年、早かった・・・。
本当に米国が金利を上げられるのかな?と思ってしまうのは、素人考え?
ゴールドにとって低金利は追い風かもしれないけど、円がボロ安で…金は高くて手が出せない
庶民にとって、自国通貨安はちょっと悲しい。
そんな気がする世知辛い師走の風景。