亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

トランプ支持層にひび割れ

2019年12月24日 21時00分18秒 | トピック
11月20日のここに「米共和党右派が動き始めた?」と題して「米国でいよいよ共和党右派の動きが目立ってきた。来年の選挙での自身の再選しか頭にないトランプのふるまいを放置はできないとばかりに、いろいろな動きが活発化しているようにみえる」とした。先週そして日本時間の本日伝えられたニュースは、やはり!!と思わせるものが続いた。

今朝のニュースで、この9月に辞任(ホワイトハウスは解任)したジョン・ボルトン前安全保障担当補佐官が、北朝鮮に核開発を断念させるトランプ大統領の対応は「口だけ」だと非難。北朝鮮政策について「誤りを認めるべき」(ブルームバーグ)とした。ニュースサイトのアクシオスに語ったものとされる。「米国が北朝鮮に対して最大限の圧力をかけているという考えは、残念ながら真実ではない」とし、北朝鮮が核兵器を保有することを阻止するトランプ大統領のスタンスは本気ではなく、本気なら違うやり方を取っているだろうとしたと。

もうひとつは、来年の大統領選に直接的に影響する話。こちらは意外性が無茶苦茶ある話。報じられているように、米国のキリスト教右派、福音派の雑誌「クリスチャニティー・トゥデイ」の社長が同誌にトランプ大統領の罷免を求める論評を掲載したというニュース。これが先週の話で、さらに今週号にて、ここまでのトランプ大統領の行動は福音派の理念に沿ったものも多く評価できるものの「功績を称賛することと、大統領の明らかな権力の乱用を許したり、否定したりすることは全く別の問題」だとしたと。トランプ大統領のここまでの政治スタンスというよりも人間性にからむもろもろを(個人的に)受け入れられないということのよう。この雑誌は知らなかったが、「発行部数13万部」、ウェブサイトは「毎月430万人閲覧」となっている。PVということだろうが、ガチガチのコアの支持層の存在が再選の可能性を高めているとされるだけに、この動きがどこまで広がるのか。。見ものになってきた。当然出てきた流れだと思う。キリスト教福音派は有権者の約25%を占めるとされる。

本日のNY市場は半日立ち合い。1年前は米国株式主要3指数ともに安値引けだった。前日同様にアジア時間から買いが先行している金。薄商いの中ながら、どこまで上値を伸ばせるか興味深い。

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1 コメント

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Unknown (fairlane)
2019-12-26 17:17:59
いやぁたかがいち雑誌が非難したところで、信者が動くかと言えばそうではないでしょう クリスチャニティ・トゥディは確かに創刊がテレビ伝道師で高名なビリー・グラハムですが、のちに当人は退社してるし、この雑誌が特に南部バプティスト連盟の機関誌という位置づけでもないし
南バプの教会報でトランプ批判をやり始めたらそれは大変です そうなると各教会の牧師や伝道師もその内容の説教をしますから 
ところが南バプの大物やビリー・グラハムの子供たちまでクリスチャニティ・トゥディ大批判です 当然各教会でもその認識が共有されるような説教がされるのではないかと
だからこの問題は信者間の分断を引き起こすこともなく、今年いっぱいで忘れられる話ではないでしょうか 
ご参考に
https://www.christiantoday.co.jp/articles/27528/20191225/nearly-200-evangelical-leaders-slam-christianity-today.htm
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