亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

凋落?のWTI

2011年02月10日 19時10分26秒 | トピック

全般的に凪(なぎ)とまでは言えないが静かな展開。金市場も昨夜のコメックスは上下で約9ドルの値幅に入る展開。まぁ、静かといえばドル円に勝るものはなくて、82、83円台の引けがどこまで続くのかという展開で、これじゃコメントを求められても答えようがなかろう・・・と思ったりする。

 

1月31日に92ドル台の高値を記録したWTI原油は続落で86ドル台まで下げているが、その1月下旬に北海ブレントが100ドルを突破した際に、オャ!と思った方も多かろう。長くエネルギー界に君臨してきたWTI原油の地盤沈下を感じさせたからだ。昨夜もWTIは下げたけど北海ブレント(3月もの)は上げていた(+1.90ドル)。知らなかったのだが、サウジアラビアの国営石油会社アラムコは、既に昨年の1月つまり1年前から米国向けの原油輸出価格をWTIではなくエネルギー市場情報会社が算出する指数に変更しているのだそうな。投資銀行系の資金がドタバタやって賑わったが、それも退潮という感じだし、かの市場も構造変化の最中ということか。

 

一方で米農務省(USDA)が発表した穀物需給報告で期末在庫が下方修正されたコーンが急騰し7ドルに乗せたとか。年末に穀物の茅野さん(ユニパック・グレイン)からそのような方向の話を飲みながら聞いたので、それなりに関心を持って見ていた。東証にも小麦ETFなどが上場されており、昨年夏のロシア禁輸発表後に急騰するということがあった。まだまだ国内のETFは取引量が少ないが(流動性に劣る)存在を知られていないことも大きな背景だと思う。東証でも大証でもどんなETFがあるか見てみると、こんなものもあったのかと思うのではないだろうか。なんだか、取りとめがなくなったが、特記事項なしということ。

 

多くの方々が3連休ですね。ゆっくりお休みくださいませ。ワタクシも日曜日に宜野座村に参ります。

・・・・日曜というのは間違いで土曜日。日曜は練習は休み。土曜日に小川ヤクルトとの練習試合。

 


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