さてFOMCだが、やはり8月27日のジャクソンホールWeb講演時のパウエル議長による臨時会合の発表が行われたことで、無風で終わるという見立てが多い。それでも、緩和バイアスが掛かっているのは間違いないので、ハト派声明や議長発言が飛び出すのではとの思惑が根強く、昨日のような流れでNY金は買いが先行している。もっとも、昨日はNYの昼前にファンドのポジション調整のような売り物が出て、上げ幅を一気に削ることになったので、同じ展開もあり得る世界。しかし、1950ドル超を維持はしている。
それよりも今夜は昨日の最後に書いたように8月の米小売売上高が要注目となる。日本時間の21時30分発表なので、あと30分ほどで発表になる。前月比で5月は+18.2%、6月は+8.4%と来て7月は+1.2%に失速気味だった。今回は7月末に失業保険の連邦政府による上乗せ分が失効しており、その影響がどう出るか。1200ドルの現金市況からも時間が経過していることもある。FRBが重視する個人消費支出も7月は+1.9%と6月の+6.2%から鈍化していたのでどうなるか。
この辺りは、FRB関係者が議長を始め、政府支援の必要性を議会関係者(特に共和党右派)が嫌がるのを承知で、何度も支援の必要性を訴えかけてきたので、仮に結果が悪ければ、ほれ見なさい!!ということになる。日本時間の本日早朝には、さすがに共和党サイドにも危機感を持つ議員もいることから、下院の超党派グループが1兆5000億ドル規模の打開案を提示となっていたが、成立は難しいのではないかと思う。ペロシ下院議長が盛んに共和党サイドを牽制しているが、どちらかというと有権者に「私たちはここまでやっているのに、共和党が乗ってこない」ということをアピールする狙いがあるように見える。もっとも、双方ともにそいったスタンスだが。そうこうしているうちに、消費が失速などとなる可能性がありそうだ。いずれにしても、FOMC前の小売りのデータを見ましょ。
それよりも今夜は昨日の最後に書いたように8月の米小売売上高が要注目となる。日本時間の21時30分発表なので、あと30分ほどで発表になる。前月比で5月は+18.2%、6月は+8.4%と来て7月は+1.2%に失速気味だった。今回は7月末に失業保険の連邦政府による上乗せ分が失効しており、その影響がどう出るか。1200ドルの現金市況からも時間が経過していることもある。FRBが重視する個人消費支出も7月は+1.9%と6月の+6.2%から鈍化していたのでどうなるか。
この辺りは、FRB関係者が議長を始め、政府支援の必要性を議会関係者(特に共和党右派)が嫌がるのを承知で、何度も支援の必要性を訴えかけてきたので、仮に結果が悪ければ、ほれ見なさい!!ということになる。日本時間の本日早朝には、さすがに共和党サイドにも危機感を持つ議員もいることから、下院の超党派グループが1兆5000億ドル規模の打開案を提示となっていたが、成立は難しいのではないかと思う。ペロシ下院議長が盛んに共和党サイドを牽制しているが、どちらかというと有権者に「私たちはここまでやっているのに、共和党が乗ってこない」ということをアピールする狙いがあるように見える。もっとも、双方ともにそいったスタンスだが。そうこうしているうちに、消費が失速などとなる可能性がありそうだ。いずれにしても、FOMC前の小売りのデータを見ましょ。