週明け早々に金は新高値を更新してきた。本日は先日告知の「夏の終わりの勉強会」昼の部だったが、スポット価格をプロジェクターでライブで見られるようにつないでおいて実施。14時開始、15時に5分休憩を取った時には(日本時間)朝高の後の押し目からの戻り符丁。16時過ぎの終了時には1890ドル突破で高値更新という中でのセミナーとなった。参加いただいた皆様ありがとうございました。
先週末のNY時間外ロンドンの時間帯で記録した1880ドル突破は、このところ回転が利いているファンドに、動きの良さに矛先を向けて来たファンドが加わってのものとされる。わかりやすく表現するならば、市場のひび割れを探し出し、そこにクサビを打ちこんでひび割れをさらに大きくし、動揺する市場の動きに乗って一儲けという90年代に一世を風靡した運用スタンスのファンドの登場。いわゆる“手替わり”。これだけの大相場になると顔ぶれも多彩になるということか。参加者は何でも歓迎という感じだが、やりすぎると取引規制強化となりそうだ。実需の付いてきていない1900ドル近辺という水準を維持するには、トレンド・フォロアーの存在が欠かせないが、今週は少なくとも26日のジャクソンホールに向けて各種思惑は存在する。
もっともバーナンキ発言は最大関心事ではあるが、ユーロ圏の動向も目が離せない。株式市場ではドイツDAXの下げがきついが、ここまで「良かった」ドイツの悪化を嫌気してのもの。今週は明日23日に8月のZEW(欧州経済研究センター)のドイツ景気予測指数、24日に同じく8月のドイツIfo企業景況感指数の発表が控える。26日には4-6月期米GDPの改定値が発表される。速報で+1.3%だったが、こちらは貿易赤字が拡大していたので下方修正の可能性がある。23日には独仏財務相会合というのもある。5月にムーディーズが予告している日本国債格下げのタイミングが迫っており、そちらを警戒する向きも多い。こちらはドル円の材料だが、どこまで動きがでるか・・。
このところ株式市場その他で一暴れした資金が、9月のレーバーディ明けに金市場に参入というパターンだったが、直で入ってきているのは他市場の妙味のなさの表れともいえる。何でもいいから動きが欲しいということか。環境の悪さを感じとって早々にキャッシュポジションを高めていたところも多いので、先週までのように株が急落しての資金手当ての金売りは影が薄い。このまま夏休みも過ぎていきそうだ。
それを聞きまして、私いわく、こんな高値でまだ買う人いるん?っと聞いてしまいまいたが・・・・・
聞いた鼻から・・・・ ○○さんも、本日購入ですよね、と言われ、眼が点に・・・・(確かに・・・汗) かく言う私も、また、ポジション持っちゃってました。(笑い) 購入です。
ワタクシの老父は「もういいかげんに売ったらどうだ。」と言うのですが、
価値の下落が続く貨幣に換える気がおこりません。
量的には拡大しなくてよかった。(休みたい。苦笑い。)