今週に入り市中銀行からの預金引き出しの加速が伝えられるギリシャ。ギリシャ中央銀行は18日にECBに対しELA(緊急流動性支援)の拡大を要請した。すでにECBは今週、その枠を拡大したばかりだが、それ以上の預金が引き出されたとのこと。要請を受けたECBは本日電話会議を開き是非を論議するとのこと。
昨日はユーロ圏財務相会合でのギリシャの交渉スタンスに、ラガルドIMF専務理事も、もう我慢ならぬ!!という心情を察することができるような発言をしているので、そうしたことも総合的に判断されるのだろう。ECBがギリシャ金融の生命維持装置となって来たが、本日が金曜日だけに維持装置を外してしまうのか。。。。ECBは政治的判断は出来ないので、厳密に信用チェックをするのだろうが、既にこちらも“追い貸し”の域に入っているとみられる。週明け22日は、ギリシャでは銀行は開いていないかも。その混乱の中で臨時ユーロ圏首脳会合が行われるということか。