本日は日本時間の夕刻5時半からECB理事会、午後7時半から緊急ユーロ圏財務相会合。こちらは23日午前2時から予定されているユーロ圏首脳会合での話し合いの前に、新たなギリシャからの提案を現場レベルで審査する必要があろう・・・ということで、設けられた話し合いというよりもチェックの場ということか。
早ければ先週末、あるいは23日にもという感じのギリシャ国内での預金の引き出しや送金制限という資本規制は、引き出される金額に見合ったものをECBが枠を引き上げて対応することで決着。ギリシャ側に、手直しした改革プランを出すことを促したかたち。緊急流動性支援(ELA)と呼ばれ、ギリシャ中銀を介して行われ、担保はギリシャの短期国債(TB)。単に預金引き出しへの対応だけではなく、銀行がギリシャ政府のTBを買い付ける原資にもなるので、
内容には、2015年にGDPの0.4%、16年にGDPの1%に相当する年金節減すなわち増収策が盛り込まれていると海外メディアが報じているが、不明。 日本時間の午後10時前にはECBのドラギ総裁が何らコメントせずに会場を去ったということなので、終わった様子。夕方からいろいろ情報が錯綜したが、いえるのは合意を期待してユーロ圏の金融市場は堅調で、先ほど開いたNY株も上昇でスタートというリスク・オンモード。金は売られFOMC前の水準の上限まで売り込まれている。プラチナは、さらに下げ幅大きく、2009年以来の安値に沈んでいる。こちらは、ダラダラ下げで底打ち感が出てこない。
いま発表された5月の米中古住宅販売件数は予想(528万件)を上回る535万件に。これで金は、もう一段売られている。利上げ前の駆け込み購入で増加という面も考えられる。利上げ局面が接近し長期金利が上昇すると、住宅ローン金利も上がってしまうので、悩ましい。
それにしても、天候が悪化するだけで減速やマイナス成長になったりというのも、強そうでまだまだ脆弱ということでしょうね。さて、ギリシャは持越しか??
戦場で多大なる犠牲を払ってでも○○国を作りたい いや作らせまい と争う動機がよくわかります