YOSANO発言で米長期金利4%から3.79%(米国債上昇)に、ドルも上昇と昨夜Bloombergが伝えていた。G8出席でイタリアに行っている我らの財務相は、米国債への“揺るぎない信頼”を示したとされる。ちょうどロシアだブラジルだと、米国債からIMF債に乗り換えが話題になったところゆえに助っ人参上といったところ。これはいつものこと。注目を集めた米30年債の入札も波乱なく終了。クライスラー再建に対する異議申し立ても最高裁の異例のスピード判断で決着。とまぁ、今週はザワザワした割にはタンタンと事態は進んだ。
それにしてもG8では出口戦略についても話し合うということらしい。膨れ上がる財政赤字はどこも同じなので、このところの長期金利の上昇には戦々恐々ということか。以前から債券市場が野放図な財政支出の抑制役になる(赤字が膨らむと国債が売られて金利が上昇)と言われてきたが、異論はない。その点で、英国債の格下げ見通しが今回の米国債金利の上昇のきっかけを作ったとされるが、格付け自体が政治的な要素の入り込む余地があるので、むしろ市場金利やCDSという全員参加型の(つまり市場の)評価の方が客観性があると言える。もちろん市場が誤ることもあるのだけれど。
海外通信社の市況ではドル高で金下落となっている。昨夜のNYの時間帯の金に限らずコモディティ全体が下げたが、やはり投機的動きといっても底の浅さを感じさせるということ。先日も書いたが4-6月期の金融決算をにらんだ動きを感じてしまう。イタリアでのG8は来月のサミットの前哨戦にあたるが、ほんとうに出口戦略が議題に上るのか?上ったとしても「私たちも注意しているのです」というアナウンスメント効果を狙う程度になるのではないか。少なくとも今月23、24のFOMCでの量的緩和拡大方針は遠のいたということか・・・・であれば金は売られるわけだ。
それにしてもG8では出口戦略についても話し合うということらしい。膨れ上がる財政赤字はどこも同じなので、このところの長期金利の上昇には戦々恐々ということか。以前から債券市場が野放図な財政支出の抑制役になる(赤字が膨らむと国債が売られて金利が上昇)と言われてきたが、異論はない。その点で、英国債の格下げ見通しが今回の米国債金利の上昇のきっかけを作ったとされるが、格付け自体が政治的な要素の入り込む余地があるので、むしろ市場金利やCDSという全員参加型の(つまり市場の)評価の方が客観性があると言える。もちろん市場が誤ることもあるのだけれど。
海外通信社の市況ではドル高で金下落となっている。昨夜のNYの時間帯の金に限らずコモディティ全体が下げたが、やはり投機的動きといっても底の浅さを感じさせるということ。先日も書いたが4-6月期の金融決算をにらんだ動きを感じてしまう。イタリアでのG8は来月のサミットの前哨戦にあたるが、ほんとうに出口戦略が議題に上るのか?上ったとしても「私たちも注意しているのです」というアナウンスメント効果を狙う程度になるのではないか。少なくとも今月23、24のFOMCでの量的緩和拡大方針は遠のいたということか・・・・であれば金は売られるわけだ。