さてFOMCです。といっても市場は0.5%の引き下げを織り込み済み。この先のポイントは、ゼロ金利があるや、なしや?の領域の話となる。ここまでは利下げといっても、問題は金利の水準ではなく銀行間のクレジット(信用)の問題ゆえに、その効果は以前のようには期待できなくなっていた。銀行への公的資金の注入が決まり、また景気の落ち込みに拍車が掛かってきたいま、利下げの再開に向かって舵を切ることに。それにしても、10月8日にもっぱら株安を止めるための心理的効果を狙って(協調利下げで)使った「0.5%緊急利下げ」が何とももったいなくなってきた。利下げカードの政策余地が限られた今、貴重な50ベーシスポイント(0.5)だった。
それにしても昨夜の10月の米消費者信頼感指数の数字が38.0という結果には、驚いた人が多かったろう。50割れの40台でも、ああずいぶん落ちたなぁということだが、9月が61.4ポイントなので、その落差はまるで今の各種市場価格のようでもある。景気に対する悲観的な見方が一気に高まったのは、前例のないこの間の金融市場を中心とする出来事に加え世界経済がミシミシと軋(きし)みだしている様々なニュースが伝えられたこともあろう。この“振れ”の意味するところは、ここまで悪化し始めると早かった金融市場のように、実体経済の悪化もまた始まると加速がつくということではないかと思う。
今夜利下げを決め、間をおかず政府が大胆な景気テコ入れ策を発表というシナリオになろうが、果たして選挙を挟んでどこまで先行きの回復を予見させる政策を打ち出せるのか、見えない。「選挙の年」が阻害要因。
そういえば、GMの金融子会社で、資金繰りのためにすでに半分の株を手放した、GMACだが、銀行への業態変更の方針とのこと。そうすることでFRBからの受けやすくなるとの判断という。その前に支援は得られる方向とされるが、FRBのカバーする範囲がどんどん広がっている。
そろそろNYの株の寄り付き時間。
それにしても昨夜の10月の米消費者信頼感指数の数字が38.0という結果には、驚いた人が多かったろう。50割れの40台でも、ああずいぶん落ちたなぁということだが、9月が61.4ポイントなので、その落差はまるで今の各種市場価格のようでもある。景気に対する悲観的な見方が一気に高まったのは、前例のないこの間の金融市場を中心とする出来事に加え世界経済がミシミシと軋(きし)みだしている様々なニュースが伝えられたこともあろう。この“振れ”の意味するところは、ここまで悪化し始めると早かった金融市場のように、実体経済の悪化もまた始まると加速がつくということではないかと思う。
今夜利下げを決め、間をおかず政府が大胆な景気テコ入れ策を発表というシナリオになろうが、果たして選挙を挟んでどこまで先行きの回復を予見させる政策を打ち出せるのか、見えない。「選挙の年」が阻害要因。
そういえば、GMの金融子会社で、資金繰りのためにすでに半分の株を手放した、GMACだが、銀行への業態変更の方針とのこと。そうすることでFRBからの受けやすくなるとの判断という。その前に支援は得られる方向とされるが、FRBのカバーする範囲がどんどん広がっている。
そろそろNYの株の寄り付き時間。