さてFOMCは市場予想に沿った引き下げ(0.5%)となったが、悲観的というか深刻な現状分析の声明文が予想を上回っていたというべきか。「経済活動は著しく減速している」との判断を示し、やはり追加利下げの方向性を打ち出した。昨夜、「0.5%の引き下げを織り込み済み。この先のポイントは、ゼロ金利があるや、なしや?の領域の話となる」と書いたが、声明文発表後の欧米メディアでの反応はやはり、その方向の話題が見受けられている。
さらに金利を引き下げながら、資金供給を増やすという方向だが、(昨夜触れた)GMACという(日本流に表現するならば、いわゆる)ノンバンクまで取り込みながらドルをばら撒く状態は、実質的な量的緩和状態といえる。気が付けば「ヘリコプター・ベン」政策に突入ということか。FRBの貸出(資産)の急激な拡大がそれを表す。
このなか(対円以外で)急騰状態にあったドルが、利下げ政策の継続を材料に久々に急落状態となった。主要6通貨に対するドル相場の水準を表すドルインデックス(ドル指数)は前日比2.8%の下落となっている。金市場のほうは、利下げを織り込みながらドル安のなかで一時スポット価格は774ドル台まで急伸したが、その後利益確定売りものに押され750ドル台に。ただし、さすがにこの環境下、770ドル台へと再び買い戻される展開。
※
「ヘリコプター・ベン」政策・・・・ベン・バーナンキ議長が研究テーマとしてきた、デフレとは極めて金融的側面の事象ゆえに、それを防ぐには通貨の発行量を増やせばよい(お札をヘリコプターからばら撒けばよい)ということから転じて、できた言葉。
さらに金利を引き下げながら、資金供給を増やすという方向だが、(昨夜触れた)GMACという(日本流に表現するならば、いわゆる)ノンバンクまで取り込みながらドルをばら撒く状態は、実質的な量的緩和状態といえる。気が付けば「ヘリコプター・ベン」政策に突入ということか。FRBの貸出(資産)の急激な拡大がそれを表す。
このなか(対円以外で)急騰状態にあったドルが、利下げ政策の継続を材料に久々に急落状態となった。主要6通貨に対するドル相場の水準を表すドルインデックス(ドル指数)は前日比2.8%の下落となっている。金市場のほうは、利下げを織り込みながらドル安のなかで一時スポット価格は774ドル台まで急伸したが、その後利益確定売りものに押され750ドル台に。ただし、さすがにこの環境下、770ドル台へと再び買い戻される展開。
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「ヘリコプター・ベン」政策・・・・ベン・バーナンキ議長が研究テーマとしてきた、デフレとは極めて金融的側面の事象ゆえに、それを防ぐには通貨の発行量を増やせばよい(お札をヘリコプターからばら撒けばよい)ということから転じて、できた言葉。
「ヨン様」より「ベン様」が好き。
金が1000ドルになったら「神様仏様ベン様」とお呼び致します。日本の白川総裁が利下げして下さるかしら?それが目下の心配事。
それから伊勢の神様にも感謝!お参りしたら金価格が上がりました。
それにしても、ベン様はもの凄い勇気あるリスクテイクです。持論とは言え感服いたします。
最近の値動きを見るとその程度じゃしれてますか?
又、金が大きく値下がりしたよ。
もう、これからコツコツと上昇かと思ったら。
どうして、?
株式が上昇してるのに、なぜ?
ドルと円が急騰(ユーロが急落)するということは、市場の流動性に対する警戒感、不信感が根強いということを意味しているのではないでしょうか。そのため、ペーパーゴールド(先物、ETF)が売られる。
問題は、利下げや量的緩和にも関わらず、なぜ不信感が取れないか、ですね。いわゆる流動性の罠でしょうが、具体的には何が注目されているのでしょうか。
http://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771