成功したのかそうでないのか中途半端な結果に終わったイタリア10年債の入札(発行)だが、このところの流れに沿って、トニカク現金ニという流れの中で金のみならず市場全般に荒れた。このところのパターンの「恐怖が支配する市場」がまた現れ、流れの勢いは今年9月26日のザラバの安値1535ドルをも一時は下に突き抜け1523.90ドルまで安値を見た。フロアの引けは23.20ドル安の1540.90ドル。プラチナに至っては底抜けで年初来安値更新。
前の日の下げのきっかけはECB(欧州中銀)のバランスシート(資産規模)が過去最高の2兆7300億ユーロ(3兆5680億ドル)に膨れ上がっていることが明らかになったことだった。すなわちそれだけ通貨の発行を行っているということだが、それがユーロ売りの材料となり、結果的に起きたドル高が金の売り材料というのだが、確かにドル高は金の売り要因にはなるが取って付けたような話だ。本質的には主要中銀のバランスシートの拡大は、金の買い材料に他ならないのだが、200日移動平均割れで総弱気の市場ではシロもクロに見えるのだろう。今は嵐の過ぎ去るのを待つという状態で、これも相場の一展開ということ。ところで、年末のこの時間にドル円がジリジリ動き出している77円20銭台まで売られている。
昨日は、夕刻、日経CNBCのデリバティブ・ワールド出演だった。日経のビルも休みモードで、閑散としていて薄暗く、CNBCだけいつも通りという感じ。終了後に目黒での忘年会に参加。目黒通り沿いのアージェントというフレンチの店だったが、食べ物がおいしかった。この店はワインの持ち込みOK(持ち込み料なし)ということで、参加者の一人の方が持参したワインもおいしかった。引け後の2次会で出た「バランタイン21年」も、これまた初めてだったが良かった。。。。まさにブレンドの妙。外は冷え込んでいた。それでも3ヵ月もすれば桜の季節到来となる。