マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

本物がどんどん

2006年05月12日 17時06分46秒 | 庵主の日記
大地といのちの会の掲示板でナチュラルローソンなるものを知りました。
現在は関東と関西のみの出店です。
早く香川にもお目見えしないかなぁ。玄米のお弁当やおむすびが買えたり、三年番茶のペットボトルなんかが置いてあるといいなぁ。でも添加物業界の発展に貢献してきたコンビニ業界だけに少しまだ信用していないところがあるのだけれど・・。今でもあるコンビには保存料無添加と銘打って、添加物に分類されない化学薬品・日持ち向上剤なるものをしっかり入れたりしていますものね
まあ、良い傾向ではあるので少し様子を見て行きたいですね。

http://www.lawson.co.jp/lawson_plus/natural/index.html


めったにスーパーには買い物に行かない出不精の私ですが、久しぶりに行ってきました。お目当ては、メルシャンの本搾りチューハイです。なんとうれしいことに、糖類・香料・着色料無添加です。レモンとグレープフルーツがあるのですが、果汁に関してはちょっと怪しいかなぁ?

ついでに同じコーナーにある、近頃の味醂事情をチェック。本味醂と銘記してあっても糖類添加が主流。ちょっとましで醸造用アルコール添加ものばかりです。そんな中、ちょっと頑張っているのが、宝酒造の「本格米焼酎仕込み“寶”京みりん」です。

http://www.takarashuzo.co.jp/

カテゴリ名 調味料
ブランド名 タカラ本みりん
製品名 本格米焼酎仕込“寶”京みりん500ml
アルコール度数 13.5度以上14.5度未満
容量 500 ml
参考小売価格 779円(消費税抜き)
函入数 6本
単品サイズ(mm) φ72×207↑
重量(g) 780
JANコード 4904670105699
コメント 糖類、醸造アルコールを不使用。国産米を掛米、米こうじ、本格米焼酎に100%使用。寶発祥の銘醸地「京都伏見」で自社醸造の本格米焼酎で仕込・醸造。天然うまみ成分を1.5倍(当社比)含む最高品質の本味醂。

無何有庵では本物の味醂に限って、砂糖断ちのトランジットとしての使用にお奨めしています。我が家も随分昔は良く使っていましたが今では一切使うことがなくなりました。夏の玄米寿司の甘味に少し使用するくらいです。
無何有庵でお奨めの味醂は、白扇酒造の福来純です。三年醸造の本格味醂で、三河味醂よりも上品な味わいが好きです。

http://www.hakusenshuzou.jp/

宝の京みりんと比べると、価格は同量でほぼ同じ。纏め買いすれば少し安いかも

好みの問題ですから、色々試してみてくださいね。
摂り過ぎは、虫歯を招きますし、陰性ですから冷えがきたり・・・。

師匠 西川勝也先生が「商品を買うという行為は選挙に一票を投じるのと同じ」といわれています。いいものに一票を投じて本物がどんどん増えて偽物が消え行く社会を目指したいですね。





GW元気野菜食べマクロツアー <スーパー玉屋・食育イベント  親子で体験教室>編

2006年05月12日 15時16分25秒 | 庵主の日記
5月5日(祝)、長崎県佐世保市の老舗スーパー(百貨店)・玉屋さんで食育のイベントが行われました。主催は、大地といのちの会で費用はこの会場となった玉屋さんが全てを出しました。(http://www13.ocn.ne.jp/~k.nakao/index.htm)

吉田俊道さんは、県の職員として有機農業をすすめる農業推進委をしていました。しかし、有機農業をすすめることは就農家の生活を保障することではなく、就農家からすると勇気農業となります。公務員として安定した収入のある吉田さんは、有機農業をすすめていくためには自分も同じ土俵で話をしていかないと説得力の無いことを感じ、すっぱり公務員を辞め自ら就農者となったのです。

よしださんの素晴らしいところは、推進活動の方法だと思います。

活動のひとつとして長年続けてきた子ども達に生ごみリサイクルで野菜を作る有機農法の啓蒙活動を通して、農業の何の知識も無い小さな子どもたちがたった一年で、プロにもまねができない有機野菜を作ってしまうということに着眼したのです。何故なんだろう?勇気農法とも言える有機農業なのに・・・?

答えは生ごみにありました。給食の残菜には野菜の皮、成長点がいっぱい入っています。このパワーあふれる生ごみによって、畑の菌ちゃんはどんどん増え良い土をつくってくれていたのです。ここで育った野菜は元気野菜。そうだ!この過程が元気なお腹畑を作る仕組みと同じことだ!ということに気がつき、子どもたちに教え始めたのです。

子どもたちは農業体験を通して元気野菜や元気食べ物が体を作ってくれることを食育として学びます。消費者が良いお野菜がほしい良い食べ物がほしいと声を上げると企業(玉屋さんのように)が動き始めます。そして行政が動きます。そうすると就農者は生活の安定を確信して有機農業に変更できるようになるのです。
真っ向反対からのストーリーを展開することで有機農業を広げていくことに成功したのです。

いま、佐世保、長崎では、多くの幼稚園小中学校の給食残菜から野菜の皮が消えました。佐世保の幼稚園小学校では、年内にも全ての施設で元気野菜が取り入れられるようになるそうです。すごいですねぇ。玄米ご飯を食べている幼稚園もいっぱい出てきました。

玉屋さんでのイベントは、こどもの日のイベントでサンリオなどのコーナーが設けられた7階催し会場で実施。昨年までは、7階全てサンリオなどだったそうです。



この日一日で、一時間の親子体験教室が何と5回。毎回、毎回、回をを重ねるごとに熱の入ったお話が聞け私たちはスタッフとして手伝わせていただいたのですが、飽きることなく5回講演を聞かせていただきました。

 

 

体験教室ですから、本物の食べ物の味を知ってもらいます。玄米ご飯、分搗き米などの試食。しっかり熟成した味噌とインスタントの味噌でつくった味噌汁、皮付き牛蒡のスープと皮なし牛蒡のスープ、糠と塩でつくた沢庵とまっ黄色に色づけされた添加物だらけの沢庵、元気野菜の試食、などなど、本物を知るきっかけを作ります。

 

私たちが見学に行くことを知り、急遽福岡から飛び入り参加してくださった西日本新聞社の佐藤記者が、ジュースの中に入っているお砂糖がどのくらいかお話してくださいました。 

 

このイベントのブースでは、地元で頑張っている生産者の方の直売コーナーも設けられていました。私も、なかなか手に入らない有機無農薬の小麦粉とこだわりの塩を買いました。 

 

5回の講演全て満員の入りで本当に民度の高さを感じました。
大地といのちの会の皆さん、玉屋のスタッフの皆さん、大阪から来てお手伝いしてくださった参加者の皆さん本当にありがとうございました。おつかれさま!