マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

いつも陰になり・・・。

2010年05月19日 22時59分25秒 | 庵主の日記
無何有庵のキッチンや居間は
使う前は、拭き掃除をして、
使った後は掃除機をかけてモップをかけます。

流しは、ステンレスに曇りのないように吹き上げて、水気も全て綺麗にぬぐいます。

そんなことを、何年も続けてくると見えてくるものもあります。

様々な教室が終わってふと気がつくと
そこに必ずいてくださる方がいらっしゃいます。

黙々と片付けをしてくださっているのです。

皆さんとご一緒に無何有庵を後にしても
そっと後戻りして、ニコニコと掃除機を手にしていらっしゃいます。


最近忙しさにかまけて、自宅のキッチン部分の片付けが後回しになることが多いのですが、そんな私を見てか、何もいわずに助けてくださいます。

いつも、いつも、そっと。
それはとてもさりげなく、助けてくださいます。

ココロからありがとうと申し上げます。
感謝の気持ちであふれる日々です。
























プライベートシェフ

2010年05月19日 20時52分32秒 | 庵主の日記
ついに私もセレブになりました。

はい、プライベートシェフを雇うことにしたのです。



専業主婦の約束で結婚した私ですが、
主人の陰謀?でどっぷり仕事人間に逆戻り。

こんなはずではなかったとブツブツぼやく毎日だったのですが
もう止めました。

がんばって仕事して、朝から晩まで休みもなく働いて、
その上、ご飯作れ、掃除しろ、洗濯しろはないでしょ?

って、呟いてもなんにも始まらなくって・・・。

はい、もう、晩ごはん作らなくっていいようにいたしました。


晩ごはん1回、1000円。
月に3万円。
男も厨房に立つ時代なんだよね。



じゃ、よろしくね~♪

TAKUSHIシェフ~

















ココロビオティックランチセミナー@無何有庵 第5回

2010年05月19日 18時23分34秒 | 子育て講座 ココロビオティックセミナー
今日はホームグラウンド無何有庵でココロビオティックランチセミナーを開催いたしました。

今日のテーマは<思春期の子どもたち>のココロとカラダと食のお話をいたしました。

子ども達の成長発達は、それはそれは本当に、見事というしかないぐらい
年齢の節目の時期とシフトします。
そして、その変化をリードするのが歯の成長です。

生後6ヶ月頃の初めての乳歯と、舐めまわし行動。
そして離乳準備。
生後一歳半頃の歯の生えそろいと断乳。
就学時期と六歳臼歯(第一大臼歯)、歯の生え変わり。
中学校と12歳臼歯。
成人と親知らず。

思春期は女の子では10歳くらいから、男の子では12歳くらいからをいいます。

丁度、子どもの歯が全て大人の歯に生え変わり、新しく大人の臼歯が萌出し
いよいよお口の中は大人の準備ができる時です。

このときに、子どもの歯並びはいったいどうなっていますか?

綺麗に大人の歯が並んでいるでしょうか?

もし、この時点で、歯の並びに不具合がある(顎の狭小)とすれば、どんなことが予想されるでしょうか。

1.鼻腔の狭小による口呼吸、鼻炎、アレルギー
2.脳の圧迫による視床下部の狭小による自律神経の乱れ
3.胸部狭小による呼吸不全
4・腹部狭小による内臓圧迫
5.骨盤狭小による生理痛、不順、不妊など

と、以外にも?様々な不具合を生じさせます。

私達生物は水や空気といった無生物と違い、<生命の存続>ということが与えられた課題となります。

生きるためには外から栄養を摂り、子孫を残すためには生殖という仕事を成し遂げなくてはいけません。

栄養と生殖は私達の進化を大きく進めた重要なポイントです。

さらに動物は植物の様に自然の全てを余すところ無く利用して自らのカラダを養っていくという<合成能力・・・光合成>を持っていませんので、植物という餌を求めてその姿かたちを変えながら(進化)動くという生活を余儀なくされています。

そうして、植わった生物から動く生物として生き、人間として大脳を発達させていったのです。

私達のカラダの中には植物軸(内臓系)と動物軸(体壁系)が混在しており、
植物により近い存在、内臓の中に栄養機能と生殖機能を持っているのです。
脊椎側の体壁系である動物軸は、自ら光合成できない動物が、餌となる植物を補食するための運動機能であり、脳が司る感覚機能を受け持ちます。

この体壁系と内臓系が交わるのが、まさしく口であり、こここそ生きるための二つの生き物の交流地点なのです。

ここが未発達になると、内臓の機能低下はいうまでもありません。
内臓を保護する体壁も当然未発達。それは、その象徴でもある脳の未発達が予想されるのです。

さて、思春期になると、脳のすぐ下の視床下部から、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモンが分泌されます。
これによって、女の子は卵巣内の卵胞を刺激して成熟させたり、卵胞の一つを破裂させ、卵子を放出させます。また、男の子は精細管の上皮細胞に働いて精子をつくらせたり、精巣に作用してテストステロンを分泌させることになります。

このように第二次性徴がはじまり、生殖能力を育てていくのです。

しかし、顎の成長の未熟は、この視床下部にも影響が起きます。

視床下部とは、間脳(視床の前下方で、第三脳室下側壁)に位置しており、自律機能の調節を行う総合中枢です。

交感神経・副交感神経機能及び内分泌機能を全体として総合的に調節しているところです。

視床下部には、体温調節中枢、下垂体ホルモンの調節中枢、浸透圧受容器などがあり、さらに、摂食行動や飲水行動、性行動、睡眠などの本能行動の中枢、及び怒りや不安などの情動行動の中枢でもあります。

この視床下部が顎狭小の影響を受けると、当然それらの機能を低下させることになります。

昔から、思春期には、ココロとカラダのバランスを崩し、とてもデリケートな時期といわれてきましたが、最近特に、引きこもりや、鬱、摂食障害、不眠、異常行動などが蔓延しているのは、歯科的立場から見ると、顎の退化他ならないともいえるのです。

では、なぜ顎の退化が起こるか?

砂糖(単糖類、二糖類)、パンの過剰摂取による主食<米食>の減少が原因といえるでしょう。

子ども達に、ご飯を(できれば未精製)お代わりさせて食べさせることは、未来創生の鍵になることは間違いありません。



て、そんなことをお話いたしました。


体壁系のシンボルは脳、内臓系のシンボルは心臓。
この二つが<思>という漢字を形成してるというのは、昨日書きましたが、
人間が生きるために創られたこのカラダを穏やかに守るのは、持たされた宿命である<栄養>と<生殖>に鍵がかくされているようですね。

皆さんはどうお考えになりますか?


さて、今日のランチは・・・・。





生姜と柚子の玄米ごはん
車麩のソテー
青大豆のマッシュサラダ
旬野菜のマリネ(空豆、新玉ねぎ、パプリカ)



もち黍とわかめのミレットスープ(わかめはACISの三木先生が潜って採ってきてくれました)





今日のtakushi's スイーツは、玄米甘酒プリンでした。