マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

九州

2010年05月31日 22時29分12秒 | 庵主の日記
また、月一回の九州行脚がはじまりました。

先週金曜日、佐世保まで移動。
翌日、8時のバスで平戸へ・・・。

はい、憧れの柿本和子先生の勘働き教室の陰陽講座とヒレフリ山教室を受けに行ってまいりました。

今まで、こんなにココロが震えるような講座を受けたことがありません。
和子先生のお話は、生きるということはどういうことなのかを学ばせてくださる
人間学講座です。

今回第2弾。
前回は、私の都合で途中参加だったのですが、
無事、第2弾に参加させていただけて
本当にありがたいことです。

長崎の平戸(田平)まで、鹿児島から来られていた方も!

和子先生の弟子9名とおっしゃっていただける一人であること!
なんてシアワセなことでしょうか♪

お昼からの、勘働き教室では
和子先生のご配慮を頂き
不肖私が、料理講座を担当させていただきました。

今回は、上級者のための基礎講座ということで、
16名のご参加を頂き、基本食の調整を皆さんに実習していただきました。

反省、一杯。
次回はやり方など再検討な結果でした。

ご参加のみなさん、すみません。
私が不完全燃焼ではいけませんね。

また、繰り返し基本食を作りながらアレンジなどしていきますので、
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

夜7時から9時の2時間。
ヒレフリ山教室第2弾でした。

一生懸命生きるということを、男性、女性の性の役割、量、配分などのおはなしから
学ばせていただきました。

無何有庵に来られているみなさんに特別、和子先生のご許可をいただいて
しっかり録音させていただいたので、お声だけお聞かせいたしますね。

きっと、お声を聴くだけで、空気が変わるのがわかると思います。



そして、昨日は、和子先生に朝6時過ぎに送っていただいて、平戸から博多行きのバスにのって、基山にいってまいりました。

博多から鹿児島本線に乗って30分くらいのところです。

ココロビオティックランチセミナーの番外編、@福岡の第2弾を開催していただきました。

正食クッキングスクール時代の同期の長尾さん(サクちゃん工房)がお世話くださり、
素晴らしい環境の中で開催させていただきました。

25名+子どもちゃんのご参加をいただきまして、ご質問で、時間オーバーになるくらい熱心にお話をきいてくださいました。

ご参加の皆さんの子どもさんが、みんな、元気に、健やかに育つこと。
これが私の責任って、ココロから感じました。

講座が終わっても、末永くご縁を紡いでいけたら素敵です。

何かあればご遠慮なくいつでもメールとかくださいね。


そして、嬉しいことに、来月のご依頼もいただきました。
また、未来の子どもたちの健康にお役にたてるようなお話を持って
参りたいと思います。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。


夜8時くらいに高松に到着!
なんと、無何有庵の教室にきてくださっているあさみんと同じ車両で、ご縁は本当につながるものだなぁって思いました。

お連れの方がいらしたのですが、ちょっとだけ、お話できて、嬉しかったです。
あさみん、いつも素敵な笑顔をありがとうございました。
疲れが吹っ飛びましたよ~。

九州、本当に素晴らしい波動がながれています。
四国の高知に似ているかも~。


来月末の金曜から日曜日、また平戸行脚です。
よろしかったら、料理教室や、ココロビオティックランチセミナー@基山にもおこしくださいね。





















ローフードとかマクロビオティックとかベジとか・・・。

2010年05月31日 16時52分53秒 | 庵主の日記
最近世間では、ローフードばやり。

マクロビオティックのお料理とは異なるもの?


マクロビオティックのお料理って(ここのところが結構大切なところなんだけれど)いうよりも、
マクロビオティックがお料理になっている(マクロビオティック=お料理ジャンル)この頃、そんな意識でのマクロビオティックの捉え方でいると、ローフードにココロが動くロー・マクロビアンも増えて当然かもしれません。

外国では、ローヴィーガンとかも増えてきているようですね。


ローフードの酵素へのこだわりとか
悪くないけれど、ちょっとマニアックでもあるし、
穀物重視ではないところが、心配かな?

あえてローフードとかマクロビオティックとかベジとか色分けしなくってもいいかなぁ。

宗教的でない日本人は、流行に弱いね(笑)。
お洒落とか、スタイルとか美容とか、外見を磨くための手段となっているような・・・。

考えてみれば、マクロビオティックとかローとかって言わなくっても、
もともと日本人は発酵という素晴らしい発見で、
糠漬けでは生野菜の酵素に発酵による乳酸菌や酵母をプラスする智慧を持ち、
味噌や醤油などの発酵食品も毎日取り入れてきているわけですものね。

マクロビオティックの食事法が安心なのは、日本発の食事法だったから。
日本人にとって、あまりにもポピュラーで当たり前だったから、日本に普及されなかったのか(?)、桜澤先生は外国にその足を伸ばし普及活動をしたわけです。

戦後欧米化された日本人。
欧米から逆輸入されたマクロビオティックだからこれほどまで普及したんですよね。
クシマクロビオティックは、アメリカ人向けのマクロビオティックに対応したからこそ陰性。
ローフードも本当に陰性。
陰性は広がる力があるからなぁ~(笑)

そして、外国に弱い日本人。

主食を持たない肉食系の欧米人に受け入れられた食事のスタイルをそのまま取り入れたのでは問題もあるかもですよ。
まあ、最近元気な肉食系女子にはお薦めだけれど。

そうそう、どうして和食では野菜をあまり生で食べないか?
それは、その昔の農業のあり方だったかも。
屎尿を肥料とした時、堆肥となるまでの発酵時間が短いと、回虫などの虫が発生するので熱をいれることで回避してきた経緯はあると思います。

腸の長い日本人にとって、火食調理は消化が良いということも大切な要素であったのではないかなと推測します。

火を持つことによって、人間はこんなに進化したのも事実ですしね。

ローでよく使われるスプラウトも、日本人にはモヤシがありますよね。
バルチック艦隊をも破ったモヤシ!
日本人、日本食はえらいのだ!




私にとって、マクロビオティックはあくまで意識のその向こうに行くための通行手形であり、マクロビオティックの食事法においては、マクロビオティックのほんの一部なわけです。
お料理しか見えていないマクロビアンが、今のローフード流行の中での右往左往するのを見ると気の毒になってくるのです。

マクロビオティックはローフードだって包括しているんだってこと、知ってほしいな。

偏った食事法って捕らえられていることのほうが多いと思うけれど
本当は、とても自由なんですよ。
とても変幻自在に時と場と男と女と子どもと大人と、若いと年寄りと、元気と病気と、朝と夜と、真昼と真夜中と、四季と天候と・・・様々なシチュエーションに対応することができるのがマクロビオティックならではの哲学。

実に、自由なものなのです。



私達は生きる為に食べているのであって
食べるために生きているわけではないと思うのです。

マクロビオティックも、ローフードも、その名の陰に企業が手薬煉引いて待っていることに気がついているのかな?
高額の資格システムによってビジネスとなっているマクロ界に続いて
新たなるビジネスチャンス、マーケットとなるのがローフード。

あ~、溜息が出てしまいます。

マクロビオティックを普及するために活躍される指導者が
時間を拘束されるがために、マクロビオティックの普及活動自体が生活の糧になることはいたしかたないと思うのですが、ビジネスとして捉えていらっしゃる指導者も多い中、莫大な資金を持つ企業の参入によって、さらに拡大して
ある意味普及が促進しているのは否めません。

そこには、とても巧妙なアプローチがあり、ステップアップを促す催眠療法的。
馬の鼻先に人参をぶら下げられて走らされている多くの方々に同情するのです。

マクロも、ローも、ローマクロも、ローヴィーガンもいいけれど、主食を忘れずにいきましょうね。それから、噛む事。ジュースも噛んでね。
果物は、毎日はキケン。アガベなども毎日はキケン。
良質の糖はお米をよく噛んで摂りましょう。

そして、食べること以外のことにも目を向けてくださいね。

あ、それから、ローフードのことものすごく勉強しているわけではないので
誤解を生じる表現があるかもです。
どうぞ、スルーしてくださいね。
言葉が足りないところは、行間に書いているので読み取ってください。

あくまで個人ブログの個人的見解です(笑)