マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

夏の花、衣替え。

2006年05月23日 01時16分11秒 | 庵主の日記

天才庭師てんさんに発破をかけられながら、診療室玄関の花の植え替えをしました。

まだまだ、名残りの花をけなげに咲かすパンジーを夏の花に植え替えるのはいつも心苦しい作業です。できるだけ咲かせてあげてと思うあまり、時には夏の花の苗が出払ってしまうことも・・・。

そんなわけで、先週から、天さんに頼んで今日の日を植え替えの予定に決め、日ごろの行いが吉と出たかお天気も上々。絶好のガーデニング日和となりました。

まずは、花の苗を買いに近くのガーデニング店を何件か回り、少しづつ色々な種類の花を買いました。昔、まだ院の手伝いをしていない頃は、種から育てたり、摘心した枝を挿し木にしたりして増やしていましたが、今は苗を寄せ植えにしてのささやかな楽しみです。

てんさんの奥様のさとぴぃも手伝ってくださり、三人で夕方まで土作りをしながらプランターに次々と植え替え。
「お腹すいたよぉ~」と叫びながら、7時ごろまでかかってようやく半年に一回の植え替えが終了したしました。

出張

2006年05月23日 00時54分08秒 | 庵主の日記

月に2度ほど出張で大阪に行きます。
片道2時間の自分だけの時間です。
鞄に詰めてきた読みそびれている本を開き、車窓の景色をぼんやり感じながら・・。ガタンゴトンとリズムを刻む列車のBGMはいつしかうとうとと居眠りを誘います。これも、また楽し・・・。

瀬戸の日暮れの風景は、日常からの脱出のお決まりのシーンです。


薔薇の開花

2006年05月23日 00時25分17秒 | 庵主の日記

5月の半ばを過ぎると、窓を開け放ち流れくる風は花々の華麗な歌声・・。
潮風に触れ日の当たる山の斜面に育つみかんの花の狂おしい香り、真っ白に輝くジャスミンの芳香、野ばらの甘い誘惑、偽アカシアの気品に満ちたささやき。薫風とはまさにこのゴージャスな季節の名前。

我が家では、薔薇の開花が始まりました。

心食動息の医療現場を目指して 食養塾無何有庵の臨床便り

2006年05月22日 23時34分40秒 | 心食動息の医療現場を目指して

痛くないよ。僕、男の子だもん!
<里芋パスターが子どもの心を包んだ症例>

 私ども歯科医院では、歯科衛生士が担当制で患者さまを診ています。ある日Y君(6歳)を担当しているS衛生士が院の裏に併設している食養塾・無何有庵に慌てた様子で飛び込んできました。目を真っ赤にし、「Y君の指が折れたかも知れない」というのです。診察が終わって診療台を起こすとき気がつかずに指を挟んだままスイッチを入れてしまったのでした。
 すぐに、里芋をすりパスターを用意し待合室に行くと、神妙な顔をしたY君と心配ながらも気を使ってくださるお母さんが待っておられました。
 Y君の指をそっと触ると少し固く膨らみ熱を持っています。指はなんとか曲がり折れている様子ではありませんでしたがヒビの心配もありましたので、まずお母さんに病院へ行く方が良いかどうか伺いました。「たぶん大丈夫だから、様子を見たい」とおっしゃられましたので、里芋パスターを貼ることをご了解頂き、ごま油を塗りパスターを小さな指に巻きつけました。「冷たくて気持ちいい」とY君は緊張した顔を少~し緩めて言ってくれました。「ごめんね、痛かったねぇ」と言うと「痛くないよ。僕、男の子だもん!」とにっこりしてくれました。涙が溢れてまだ足を震わせている衛生士の顔を見上げ反対に心配そうな様子でした。
 S衛生士に、今晩と翌日にご連絡をし場合によっては病院に連れて行ける体制をとるよう支持し後はまかせることにしました。
 S衛生士はすぐ、里芋パスターの作り方のコピーをお母さんに渡し、今晩も続けて貼り替えて頂く事をお願い致しました。そして、翌日。腫れも引き指を動かしても痛くないということを確認する事ができ、ほっとした表情で報告にきました。
 何日か過ぎて、S君がお母さんと一緒に診察に来られたのでご挨拶に参りますと、すっかり元気ないつものS君が手を振って待合室で座っていました。「もう、痛くなぁい?」と聞くとにっこりと「ウン」と答えてくれました。おかあさんが、「里芋パスターが良かったみたいです。あの日、Y君はお家に帰ってもパスターで包んだ指を大事そうにしていたんですよ」とご報告くださり、パスターのお陰で翌日にはすっかり腫れがひいていたと喜んでくださいました。

 無何有庵ではお手当てとして生姜シップや里芋、豆腐、青菜パスターなど外用のお手当てから梅醤番茶や蓮根湯、大根湯などの内服のお手当てのご指導もさせていただいております。初めて自然医食の世界に足を踏み入れた方は、戸惑いや不安もあり懐疑的な方もいらっしゃいますが、実際にやってみると皆さん驚きと共にその効果を実感されます。すぐに薬や医者に頼ることなく身体に負担をかけないお手当て。その字の如く、ただ手をおでこに当てるだけで安らぎと温もりが癒しへのエスコートをいたします。手のひらには気を放出する力が漲っているのです。そしてその手で作るお手当ての色々は、愛情が溢れ手当てを受ける方の治癒力を高めてくれるのです。
 先日、自然医食フォーラムから出版された「マクロビオティックライフⅠ.Ⅱ.Ⅲ」は食箋からお手当てまで豊富な知識と経験が病気別にまとめられたとてもわかりやすくしかも内容の濃いものです。是非、一家にワンセット置いておきたいものです。

正食協会 むすび誌連載 歯医者さんの健康常備学(その6)

2006年05月22日 23時28分12秒 | 院長のブログ <歯医者さんの健康常備学>

歯で見える人生の有効期限!?

小学校入学が近づきますとそろそろ初めての永久歯、6歳臼歯が生える頃です。6歳臼歯は歯の王様といわれ、上下左右4本生えます。その大きさ、噛む力とも、永久歯の中心をなす大切なものです。
ところが中年以降になりますとこの6歳臼歯を失っている方が多いようです。6歳臼歯が無くなるのはお口の中の環境(食べ物や食べ方、歯列、交合など)により、その歯が生えてから数年間にできた虫歯や歯肉炎がきっかけです。例えば、虫歯を繰り返せば蟻の一穴のようにだんだん拡大。中年になる頃には抜髄、抜歯! かくして入れ歯人生へ突入です。
また、6歳臼歯が生える時期には個人差があります。砂糖を含むお菓子やジュース、パンをよく食べる子供は陰性体質で6歳臼歯が早く生えます。早く生えた歯は軟らかく、その上砂糖の大攻撃であっという間に虫歯の発生、やはり6歳にして入れ歯人生決定です。(少々遅いくらいの方が歯質が硬いようです)
7歳頃には下の前歯から永久歯に順次生え変わります。歯がきれいに並ぶか観察が必要です。乱杭状態なら顎の拡大、上の歯が下の歯より中に入るなら前に出さなければなりません。さらに上の歯と下の歯が噛み合わない子はおおかた鼻炎があり、口呼吸をしているので、歯列の矯正より鼻炎の治療が先です。私の診療室では食養と鼻洗浄(1%塩入り番茶)、口唇の筋力トレーニングを指導します。上6本下6本の前歯が並べば乳歯にひどい虫歯が無い限り歯並びはOKです。
小学3・4年生になると歯肉炎にも注意が必要です。歯肉の腫れや、出血がある子は歯科衛生士の手助けが必要です。歯肉炎はストレートに歯槽膿漏に移行するからです。私の経験では高一の女の子で入れ歯一歩手前の子がいました。
百歳まで生きるとすれば94年間使う6歳臼歯。健全な6歳臼歯こそ健康な人生を支え、元気で長生きが保障されるというわけです。6歳頃からの食習慣、あなどれませんよ。

じぃ~ん・・・。

2006年05月19日 20時08分44秒 | 庵主の日記
最近よくお邪魔している、大久保さんのブログで7分59秒のミニシアターを鑑賞いたしました。

http://www.okubotsuyoshi.com/index.php?mode=res_view&no=2181#myu2181

http://www.youtube.com/watch?v=SP2U105tcxQ&search=Kiss-%20Because%20Ima%20girl%20Korean%20mv

最近陽性過ぎて涙も出ないあなた、ちょっと一息入れませんか?         

ボルネオ紀行 コタキナバル 花編

2006年05月19日 11時17分04秒 | 庵主の日記
ボルネオ島のコタキナバルは赤道直下の気候で雨も多く肥沃な土地には、一年中、さまざまな花が咲き乱れています。名前も知らない分からない花ばかりですが、あまりにも美しくカメラを向けてみました。

 オオタにワタリ。西表島にもありました。食べられます。  

  

  

 さといもの花。どうもサトイモは特産のようでよく料理に使われていました。

 

  

  蘭の花びらの部分がブランコみたいに動きます。 

 うつぼかずら。食虫植物です。大きいものだとねずみも食べてしまうそうです。

   世界一小さな蘭の花。

  

  この実は油を多く含んでいるので、火をつけるとローソクのように灯りが燈ります。 

  

 




バジル二世

2006年05月19日 00時34分55秒 | 庵主の日記

昨年、無何有庵の料理に彩りを添えて楽しませてくれたバジルの種を、鞘からはずす作業を母に頼み、その種を蒔く作業を天才庭師の天雲さんに任せて、芽が出るか出ないか占う今日の私。



蒔きどきを少し出遅れてしまったバジル二世君に未来はあるのか?この夏もジェノベーゼのパスタが頂けるかどうか・・・。

さて、運命やいかに?

GW元気野菜食べマクロツアー 吉田さん家 懇親会編

2006年05月18日 00時13分16秒 | 庵主の日記
5月6日(土)、朝からの元気畑農業体験は雨のためそこそこで終え、元気畑から収穫した野菜を持って吉田家に帰ってきました。

じゃあ、宴会としますかぁ、の掛け声に全員意見一致。会場設営班(男性呑兵衛組)と料理担当(女性軍)に別れそれぞれの役目に着任。まあ、簡単に言えば、男性軍はすぐさま飲み始め、女性軍は料理を作るという旧態依然とした古式図ではありますが、それぞれに幸せがあり、役割分担オーライ!。

料理は、玉ねぎの味噌蒸し煮、スナック豌豆のいろいろ、にらのチジミ、野草の天ぷら、キャベツとレタスのサラダ、野菜炒め、蕗の煮浸しなどなど、簡単マクロビメニューで切り盛りします。

本日のメインゲストは、久司先生の直弟子、柿本先生ご夫妻(柿本先生はお医者様、和子奥様は久司先生の本の翻訳もされています。娘さんはあのオーガニックベースでおなじみの奥津さん)です。

 

柿本先生を知るきっかけは、今回の参加メンバーでもあるポチさんがブログのアドレスを貼り付けてくださり、時々拝見していたんですね。
あるとき、吉田さんのコメントをブログに紹介されていて、えぇぇ~!っ繋がってる~ぅ。ってことを知り、この元気ツアーで吉田さんの家に行くので会いた~いと、お願いし実現となったのです。本当に、本当に、ウレシ~ィ!!

素晴らしいお噂や柿本先生のブログ、和子先生(奥様)の翻訳された久司先生のご本は読ませていただいておりましたが、こんなに間近でおあいできるなんて、大感激でした。早速、著書にサインを!!

“道連れを ありがたく”

奥の深い言葉を頂き、また、気の引き締まる大先輩からの思いを心に刻み込みました。

   

参加の皆さんも、特別ゲストの柿本ご夫妻にお会いできることを楽しみにしておりましたので、ご夫妻を囲んでのお話が尽きませんでした。

宴もたけなわ、みんなお酒も入りいい気分となり、自己紹介となりました。それぞれの思いを語り今回のツアーに参加することができ(声がけの西川先生がいらっしゃらないのが残念でしたが)本当に良かったことを確認しあいました。


    


中尾先生と西日本新聞社の佐藤記者の計らいで、いい気分になっていた吉田さんにミニ講演会をしていただくことになり、吉田さん家のお座敷が拍手の渦となりました。「もう、酔っ払っているから、だめよぉ」なんていいながら、中尾先生にOHPの準備を頼み講演会モードに・・。やっぱり吉田さんは、伝えたいことが身体から溢れているんだなぁ、すごいなぁと、また改めて吉田さんファンとなりました。
生ごみを通して食べ物の大切さを短い時間でしたが、あの迫力でお話くださいました。松見家以外の参加者は初めての吉田さん講演体験で食い入るように聞き入っていました。佐藤さん、中尾先生、ご配慮ありがとうございました。

 佐藤記者は玉屋さんの食育イベントだけでお帰りになる予定だったようなのですが最後までお付き合い頂きまして本当にありがとうございました。この夜、福岡までお帰りになられました。遠いところ感謝申し上げます。

また、大地といのちの会の皆様、美味しいお酒や紫蘇ゼリー、お茶、などなど私たちのためにお持ちより頂きご馳走くださって本当にありがとうございました。美味しかったで~す♪

GW元気野菜食べマクロツアーは、無事終了!
今度は、夏に行きたいで~す。

 





 

もの思いなわけ

2006年05月17日 00時14分31秒 | 庵主の日記
今日、何故かもの思いにふけっている・・・。
なぜかなぁ?

一昨日、日曜日。自然医食デザインの三浦先生とランチをご一緒して、その足で天神橋から天三の商店街のほうまで歩いて、20年前に住んでいたマンションの下までいったんですね。思いがけず・・・。

それかなぁ・・。あの頃のことが次から次思い出されて。
素敵な思い出。

20年の歳月がたったなんて、鏡の前では納得するけれど、記憶の中ではついこの前のことのようです。

うれしいのは、その頃の友人たちがみんなそれぞれに輝いていること。
私も、輝こう!って思わせてくれる。

さあ、明日からはまた前を向いて歩き出そう。

全く私的な、感傷・・・。

2006年05月16日 20時36分35秒 | 庵主の日記
何故か昔の友人達の行方が無性に気になって、音信不通の今・・・。
徒然に名前をネットで検索していく。

わかきえふ、牧野エミ、鮫肌文殊、倉本美津留(ごめん本返してへんわ)、加納真士、吉朝、中島らも・・・!?
らもさん死んだの7月26日だったんや・・。私の誕生日やん。

大阪から帰郷して、今年で20年になるんやねぇ・・。
みんな、頑張ってるなぁ。ふっこちゃんちょっと太りやったなぁ・・。まあ、47歳やもんねぇ。マクロとは程遠い人たちやしなぁ。
あ、でも加納さんは赤峰勝人さんと仲良いらしいからひょっとしたらマクロビアン?なずな園で本売ってやったからびっくりしたわ。一緒に会社作ってたなんてねぇ。

私はもう讃岐弁のほうがしゃべりやすいわ・・。

会いたいなぁ。

GW元気野菜食べマクロツアー 元気畑体験農作業編

2006年05月16日 14時44分56秒 | 庵主の日記
5月5日(祝)、長崎佐世保のスーパー玉屋さんでの食育イベントが終了して、6時から自然食レストラン・ティアさんで、吉田さんをはじめ中尾先生や西日本新聞社の佐藤記者などなど、20人ぐらいの交流会をもうけてくださいました。

朝、佐世保バーガーに喰らいついた野獣化集団松見家は、昼ごはん抜きのすきっ腹で野獣から怪獣へとさらに獣化が進み、着いたとたん玄米ご飯と梅干をいきなりお代わりしとにかくお腹がぱんぱんで痛くなるほど食べたのでした。で、写真を撮ることを忘れ・・・一枚も・・・

しかしティアさんは美味しかったです。しかもリーズナブル!一人食べ放題で1470円だなんて、申し訳なくて・・。香川にもできないかなぁ

翌日、昨日の天気が嘘のように曇天。午後から大雨の予報となり急遽30分繰り上げてのスタートとなりました。吉田さんと佐藤記者がホテルまでお迎えに来てくださり、一路吉田さんの元気畑のある世知原に。

吉田さんの元気畑では、今、端境期で種類は少ないと聞いていましたが、にらやキャベツ、小松菜、ラディッシュ、芽を出したばかりの人参、スナック(スナップ?)豌豆、空豆、などなど元気畑から顔を出していました。

  

 元気野菜は虫もほとんどついていません!きれいでしょ。

農作業は初めての私たちは、吉田さんの作業の説明を聞いて、とにかく草抜きをすることにしました。それぐらいしかできない・・・

  

実はここはにら畑です。草とにらのK1、PRIDE、UFC、HERO'S!!宇宙の生存競争!への国際救助隊として吉田隊長の指揮下、ひたすら草抜きをしたのであります。

 ここも立派な畑です。

雨が降り出し作業は中断。昼食兼夕食の食材はしっかりちゃっかり確保して、まだまだ、任務を果たせぬまま、元気野菜防衛軍は撤退したのであります。

 あまりお役に立てませんで、ごめんなさい。でも貴重な体験でした。

 


梅の収穫

2006年05月16日 10時28分39秒 | 庵主の日記
今日は(も)、朝から雨。今年は雨が多いなぁ。

気になっていた梅の実の収穫ですが、天才庭師天雲さん(通称てんさん)が朝から合羽を着て、剪定をかねて収穫してくれています。

 本職姿はやっぱりカッコイイ!!

ちょっと早い青梅の収穫です。
さて、何を作ろうかなぁ。



とりあえず、一枝は生け花に・・・。季節の先取りです。
味噌漬け、醤油漬け、ジャム、甘露煮・・・。
思いが馳せます。