今年も新米が届いた。母の友人宅からである。毎年9月の第1週に届くが今年はちょっと遅かった。品種はコシヒカリですごく美味しい。
コシヒカリだから美味いといっているわけではない。米の食味は、生産地、栽培方法、その年の気象条件、保存方法、炊き方などで決まる。
しかし同じ品種、同じ地域で取れた米でも味は異なる。特に差が出るのは、米の調整方法で、乾燥機による強制乾燥でなく、天日による自然乾燥が断然、断然、断然美味い。
しかし天日は手間と時間を食うため今では殆ど行われていない。
ところで、母の友人宅の米も数年前までは天日乾燥だった。そのころは、食味、照り、粘りと三拍子そろってとても美味かった。しかし最近は機械乾燥にしたらしく食味が落ちた。
手間ひま掛けた美味い米は自分で作らないと食べられない時代なのかもしれない。