我が家も小さいながらも農家である。そんなわけで育苗用のハウスがある。このハウス、ボイラーなどの加温機能はない。目的は露地野菜などの苗を育てるもの。3月から4月のころ、早めに播種し苗を育てておく。その後畑に定植すると初めから露地で栽培したものより早めに収穫できる。農家に必要不可欠なものだ。
ハウスは、真夏の直射日光、冬の寒風にさらされるため、何年かに1度はビニールの張替えが必要となる。
我が家も今年は張替えの年。2月にやろうと思っていたが、100K駅伝や市民マラソンなどでなかなか出来なかった。今日はやっと出来、ホッとした。今までは2年対応のビニールだったが、今回はやや値段の高い3年間対応のものに変更した。
次の張替えは3年後。長男の大学卒業式の頃だ。
そして3回も張り替えれば自分も定年か。
歳月は四季の移ろいともに流れる。毎年の規則的な繰り返しが自然の摂理。そんなことを考えていると、日々の苦しみも些細なことに思えてくるから不思議だ。