マラソンなかちゃん

マラソンのことを中心に、農業、環境、健康、パソコン、小旅行などを気ままに書いています。

天職

2007-04-22 07:51:42 | 日記・エッセイ・コラム

中国のマラソン事情と題した記事があった。一流ランナーは貧困の農村部から輩出されるというものだ。過酷な練習に耐え、頂点を極めるには幼少の頃からの貧しさが必要ということだ。「三つ子の魂100までも」といわれるように、幼い頃に培われた性格は変わることなく一生付きまとう。

現在のように、日本全体が豊かになっては、かつての「マラソン日本」は夢のまた夢なのかもしれない。

私が幼い頃通っていた小学校は都市部と農村部の子供が同居していた。都市部は教師やサラリーマン、商店の子が多く、一方、農村部は当然農家の子が多かった。そのギャップは大きく、まず生活のリズムが異なる。私の家は農家で早寝早起きだった。中学3年までは午後9時になると一家に一台しかないテレビを消し、全員で就寝した。朝起きると、すでに両親は野良仕事をしていた。食事も質素だった。豚肉は1年に数回、まして牛肉は1度も食べたことが無かった。たんぱく質は納豆などの大豆、家で飼っていたヤギの乳、近くの川で取れた魚、それと近所の養鶏所で老衰した鶏だった。今考えると鳥インフルエンザが心配だ。しかし豚モツは良く食べた。肉屋で買うのでなく家畜の豚を出荷したときに出荷先から購入したものだ。当然カレーにもモツが入っていた。じっくり煮込んでいないため、翌朝には顎が痛くなったのを覚えている。

農家では子供に親と同じような貧しさを経験させたくないということから、娘は非農家に嫁がせ、息子は家を継ぐことを強要しなかった。その結果、専業農家が激減したのかもしれない。

しかし、農家の記憶は私のDNAに刻み込まれている。もう直ぐ50歳。子供も大きくなった。けっして金銭的には恵まれていないが、自然と共に生きる生活に憧れを感じる。自分のライフスタイルにあっている。天職とは何なのか。人生のターニングポイントが近づき、しばしば考えさせられる命題だ。

ところで今年は3年前に庭に植えたプルーンに花が咲いた。いつ実がなるのか今から楽しみだ。その他にもイチゴ、ネギ、カキナなど野菜も咲きそろっている。

<プルーンの花>

<かき菜の花>

<イチゴの花>

<葱坊主>

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かすみがうらマラソンで再発見

2007-04-15 20:38:15 | スポーツ

東京マラソンのリベンジ、かすみがうらマラソンに行って来た。

天候は晴れ、東風で気温はやや高め。予報どおりのコンディションだ。コース設定から前半向かい風で、後半は追い風となる。近年にはないマラソン日和だが、自分の体調を考えるとやや不安があった。

結果は2時間40分58秒、総合21位、年齢別5位。東京のリベンジは達成できたと心の中で思った。今後の目標は50歳までにもう一度2時間40分を切ることだ。

ところで、今回のマラソンでは2つの再発見があった。

1つはマラソン大会だけで会うと友との再会だ。彼の言動はいつもすがすがしく心が洗われる思いがした。つのる話はあるがブログでは細かなことは抜きにしたい。友とは次の大会で会うことを約束して会場をあとにした。

もう一つはマラソンに併せたまち歩きでの再発見だ。今までも京都、伊豆大島、八丈島、湯河原、福岡、別府、札幌など大会にあわせてまちを歩くことは多かった。

今回は土浦を散策した。学生時代にも来たことはあったが、あらためて見ると興味深いまちだ。歴史的まち並みがよく残され感銘を受けた。特に「土浦まちかど蔵」はすばらしかった。水戸街道の宿場町として栄えた土浦ならではの家並みが数多く残され、それを観光やまちづくりに活かしている点は、今の私の仕事にも通じるところがあり、近いうちにまた来たいと思った。

<土浦 まちかど蔵1>

<土浦 まちかど蔵2>

<レトロなボンネットバス>

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投稿日

2007-04-08 09:13:41 | 日記・エッセイ・コラム

週末は投稿日と決めている。

新年度が始まり1週間が経過した。当面の課題は見えてきた。後は如何に進めるかだ。パートナーは情熱を持った職員が多い。プロセスを重視し、しかも方向性を誤らないようにしたい。それが私の役割だ。

ところで今日は週末。やっと私の時間だ。とはいっても7色の顔を持つ男にとって週末は忙しい。農業、家事、ボランティア、趣味、休息、仕事、投稿などを2日間でこなさなければならない。

春は芽吹きの季節。忙しくても季節は待ってくれない。先ずは農業だ。土曜は露地野菜の作付けの準備と草刈を兼ね20アールを耕運。

家事はタンスを組み立てることにしよう。妻の妹の出産祝いのお返しにリクエストしてもらったキット式家具。3時間掛かったが良い出来ばえだ。

ボランティアは陸上とトライアスロンだ。ともに5月に大会があるためその準備。陸上は要項の発送。トライアスロンはコースの確認だ。コースが工事中との情報もあり、事前に確認する必要がある。サイクリングを兼ねて渡良瀬遊水地まで行こう。

休息はDVD鑑賞としよう。「うどん」は以前から見たいと思っていたものの一つ。讃岐には大学の級友もいる。

最後は趣味のマラソンだ。来週は「かすみがうらマラソン」だが、はっきり言って危機的状況だ。ここ1週間、富栄養化のビタミン不足。・・・言葉にならない。

めまぐるしかった1週間だった。悩みも多いが、困ったときは「自分の原点」に戻ろう。誰が何と言おうと自分には自分の信念がある。それが私の人生だ。

※写真は送別会でもらったお花、たんすの組み立て、そしてサイクリングで見かけた渡良瀬川支流の菜の花。

<キット式タンス>

<完成後のタンス>

<菜の花の咲く秋山川>

<送別会の花束>

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「時代」

2007-04-01 11:45:37 | 日記・エッセイ・コラム

中島みゆきの「時代」を聞きながらブログを書き始めた。

4月は旅立ちの季節。私も人事異動により新たな職場となった。対象が「環境」から「まちづくり」へと変わった。旅立ちには不安と夢がつきものだ。マラソンのスタート前と同じ。ある程度の緊張感(不安)が無ければベストは出ない。でもプレッシャーにつぶされてはいけない。ベストを尽くすことにより充実感も出る。楽しくやることはいい加減にやることではない。努力をすれば、その先には歓喜のゴールが待っている。

環境の仕事は6年間やった。充実感はあった。情熱を持って一緒に取り組んだ仲間には感謝をしたい。

今日からは「まちづくり」に取り組む。まちは家庭にたとえれば家だ。家は人が住んではじめて魂が宿る。その人が健康なら家も栄える。建物が立派でも住人が駄目なら栄えない。まちづくりはひとづくり。人を健康に元気にし、そしてまちに活力を与えることが私に課せられた任務だ。

そんなことを今日4月1日に考えた。先ずは職場仲間とのコミュニケーションを図りたい。仲間は大切だ。人間は1人では何も出来ない。

個人的には、仕事、家庭、趣味の3本柱はバランスよく今後も大切にしたい。趣味のマラソンは食事にたとえればビタミン。主食ではないが不足すれば健康を害す。私にとって必要不可欠のものだ。

今日は気持ちが良い春。我が家の花も元気だ。毎食サラダで食べている大根にも花(写真)が咲いた。

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