現在、最も気にかかるのはは大気中の放射線量。
我が館林市には観測点がない。最も近い観測点は小山市、ついで前橋市だ。
原発からの距離は、
- 小山市(栃木県小山庁舎)163Km
- 館林市(市役所)186Km
- 前橋市(群馬県衛生環境研究所)206Km
したがって、本市は両市の中間を見るのが良い。
今日の正午の放射線量は、小山が0.08マイクロSv/h、前橋が0.078マイクロSv/hと、ほぼ同じ値だ。
一般公衆の線量限度は年間で1ミリSv=1000マイクロSv。ここで注意するのは単位。
比較するには、年間を時間当たりへの換算しなければならない。
単純計算では、1年365日、1日24時間で割ることになる。
1000マイクロSv/(365*24)h=0.114マイクロSv/h
しかし、1日中屋外にいるわけではないし、翌日は風向きで下がることもある。
そこで次のように仮定した。
1日8時間屋外、16時間は屋内。屋内では屋外の1/3の放射線量とする。
線量の高い時期が4か月続き、その後8か月は高い時期の1/2に放射線量が減る。
この仮定で計算すると、単純計算の0.114マイクロSv/hは、0.308マイクロSv/hと上がる。
つまり、0.308マイクロSv/hが4か月続き、その後値が0.154マイクロSv/hに半減しても、一般公衆の線量限度である年間1ミリSvに達する。これは8時間屋外にいての話だが。
個人的には、0.3マイクロSv/hではマスクの着用、0.5マイクロSv/hで外出を控えたい。群馬でも0.5マイクロSv/hを超えたことが2度あった。
その翌日は太田市では休校となった。
過剰反応は要注意だが、自己判断基準を持つことも重要だ。