うなぎの偽装表示で国内産か中国産か問題になっているが、私にとってはどちらでも良い。などといっては叱られるかも。
ところで、純粋の天然物のうなぎは流通しているのだろうか。私が小さい頃は近くの沼(蛇沼、茂林寺沼、東沼など)には、うなぎがごちゃごちゃいたもんだ。それをオキバリで取った。
オキバリは、針をつけた糸を篠竹にくくり付け、夕方に沼の岸近くに何本もさして、翌朝あげるという漁法。餌はエビガニをつけた。アメリカザリガニでもなければ川エビでもない。日本在来のザリガニだ。夜行性のうなぎはこれが大好き。
オキバリ漁法は関宿博物館の資料にも出てくる。
今ではこんな漁法も見なければ、うなぎもあまりいない。何しろうなぎは南の深海(グアム付近)で産卵する。そのためには海まで辿り着かなければならないが、昔と違い障害が多すぎる。
しかし、夜、川の中を良く見ているとうなぎを見ることがある。
国内産などと表示されたものでなく、自分の手で天然物のうなぎを取って食べたいものである。