仕事の関係で、晩秋の深谷と対岸の太田市世良田に行ってきた。
この季節の深谷といえばネギの収穫期。
ということで、道の駅おかべでは、ネギの一本直火焼きを売っていた。
まるごと焼いたネギを、一枚だけ表皮をむき、まるかじり。
深谷ならではの食べ方だ。
さらに深谷といえば渋沢栄一。
旧渋沢邸「中の家」の耐震工事が終わり9月に一般公開された。
外観は、漆喰の白を基調に、真新しくなった。
内部もアンドロイド・シアターが整備され、
渋沢栄一のことが分かりやすく説明されていた。
午後は、利根川をはさんで対岸の太田市世良田で徳川氏ゆかりの地を巡った。
この地には、長楽寺、世良田東照宮、満徳寺資料館などがある。
細かなことは省くが、
なぜ徳川家康がこの世良田をルーツとしたかは、征夷大将軍に就くためには清和源氏の血筋が必要だったからだ。
そのため、清和源氏の子孫にあたる新田氏、更にはそこから分立した世良田氏から無理やり系図をこじつけたというのが定説となっている。
また満徳寺は、家康の孫、千姫が豊臣家との縁を切るために入ったと言われ、江戸時代は縁切寺として栄えた。
しかし明治5年に廃寺となり、現在は資料館だけが残っている。
いずれにしても、この地は家康のルーツという割には、日光や久能山、静岡などと比較すると地味な感じがする。