伊香保の旅、第二弾。
伊香保に行く途中、前橋で映画を見た。
「崖の上のポニョ」以来の宮崎駿映画「借りぐらしのアリエッティ」だ。世間の評価はどうか知らないが、ストーリー性、メッセージ性、自分との相性など、まあまあの出来ばえだと思う。
ポニョはストーリー性がイマイチ。終わってからも何がどうなったのがよく分からない。よく分からないといえば、以前、群馬県が創った「眠る男」もそうだった。しかし、この作品は自分との相性がよかった。映像、メッセージなどを心の目で見ると肌で理解でき、好きな映画の一つだ。
アリエッティで伝わるメッセージはやはり環境問題か。
現代社会の人間に当たるのが「翔」、自然界の希少な動植物は小人たちか。自然は人間の干渉により失われていく。しかしそんな人間も病に侵されている。しかしある意味、対立するのでなく、共存共栄している部分もある。
自然の生物(ここでは小人たち)は自分たちが生きるために、食べ物、居場所、エネルギーなど独占するのでなく、生きるために必要な分だけ借りてくる「借り暮らし」を行っている。そのことが持続可能な社会を生み出しているということなのか。
映画からはそんなメッセージが、あっさりと伝わってくる。そのあっさり感が良かった。
劇場で映画を見るっていいね。