12月の給与は年末調整も同時に行われるため、多少戻りがあった。
そこでお金の話を。
退職金
12月議会で、我々の退職金が約400万円減額となる条例が可決となった。
国が下げるので地方も下げろと通知があったらしい。国に準じるならラスパイレス指数も準じて欲しいものだ。
ラスパイレス指数
我が館林市のラスパイレス指数は95.2で、県下12市でダントツの最下位。
平均年齢が若いので指数が低いと言う人もいるが、明らかに勘違い。
ラスパイレス指数は、国家公務員が貰っている給与を100とし、その国家公務員が各地方公共団体の基準で給与を貰った場合幾つになるかを表した指数。計算式に出てくるのは国家公務員の年齢別職員数であり、地方公務員は出てこない。
復興特別所得税
巷では消費増税が騒がれているが、年が明けると復興特別所得税が掛かる。税額は所得税額の2.1%である。私はエクセルで給与明細の自動計算表を作ったいるので、毎月の源泉徴収税額や手取り額が事前に分かる。この表の凄いところは年末調整額もピタリと当たるところだ。しかし復興税が入ったため25年からの表を作り直した。群馬県では更に森林環境税の700円ももうじき追加になるらしい。
選挙手当て
そういえば、先日の総選挙の手当てがまだ支給されていない。12月中に支給されれば復興税が掛からず、年明けだと掛かると言うのか。国税庁のHPには10月の未払いの給与を1月に支払う場合は掛からないと載っているが、この扱いとは違うようだ。
年齢別賃金カーブ
時代と共に考え方は変わるが、我々が就職したときは終身雇用が当たり前の時代だった。だから給与も生涯賃金で判断することも多かった。公務員は、若い頃は安いが定年の頃には上がるので、生涯賃金は民間と同じになると言われてきた。しかし最近では終身雇用の概念が無くなり、それによって公務員の賃金カーブも若い階層を上げし、50代をカットしている。その結果、生涯で見たとき、若い時も安く、年をとっても安い年代の人が出来てしまった。それが自分たちの年代だ。
そう考えると、賃金カーブの不足分を退職金で調整する考えも悪くない。