マラソンなかちゃん

マラソンのことを中心に、農業、環境、健康、パソコン、小旅行などを気ままに書いています。

医療崩壊寸前

2020-12-20 21:27:48 | 日記・エッセイ・コラム
群馬の新型コロナウイルスの新規感染者は、12月に入り1日平均約40人。
この数は群馬にとっては医療崩壊を意味する。
◎これまでの想定
今までの想定はこんな感じだと思われる。
群馬の新規感染者数は、第1波で11.3人、第2波で16.7人だった。
このことから、次のように想定したと考えられる。
1日当たりの感染者は最大30人。
そのうち、20人が病院に入院し、残り10人が宿泊施設に入所すると想定。
平均の入院日数を16日、入所日数を15日と仮定すれば、病床数335床(現在の確保数)、宿泊施設150室を確保すれば、当面はしのげる。こんな想定だろう。
◎現在の状況とその対応
ところが12月は40~50人を超える新規感染者が報告されている。
対応は、宿泊施設を追加し、軽症者を宿泊施設へより多く回す。また無症状の人は、自宅待機させる。
これにより、入院患者を抑え、医療崩壊を防ぐ。
◎ハイリスク者の感染増加
しかし、重症者が増加した場合はどうなるか。
新型コロナウイルスの重症化リスクは、高齢者と基礎疾患のある人が極めて高い。
夏から秋は、20~30代が感染の中心だった。
ところが11月に入り、70歳以上の感染者が多くなってきた。
これに合わせるように、死者が急増。
群馬の死者は、5月までは19人。そのうち高齢者施設で16人が亡くなっているので、施設以外は3人と少なかった。
しかし11月に入り死者は3人とまた出始め、12月には現時点で10人と多くの人が亡くなっている。
◎今後の対策
今後、年末を迎え更に感染者が増えそうな勢いだ。
医療崩壊を防ぐには、まず新規感染者数を1日当たり20人以下に抑えること。特に高齢者の感染者を抑えることが重要だ。
そのためには、徹底した行動制限をし、人との接触機会を減らすことだ。
また、経済に影響する活動であっても、期間限定で停止する必要がある。
徹底してやる。このことが感染を防ぐ極めて有効な手立てと考える。
◎明るい1年後を目指して
ここを乗り切れば、明るい兆しも見える。
しかし、中途半端な対応となり、感染拡大を抑えることができなかった場合には、現実に医療崩壊へつながる可能性が高い。
貯蓄好きな日本人は、こんな時にこそ、その貯蓄を活用すべきであると思う。
この12月の勢いは危険だ。
コメント
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