土曜日は仕事だったので、日曜日に田植えをし、無事終了した。ということで、夜は早苗饗(さなぶり)で牡丹餅を作って食べた。
早苗饗の意味についてはいろんな人が情報提供しているので、こちらを見てもらいたい。
日曜は、台風の影響で午後からは雨脚が強まる予報だったので、近所の農家は朝から田植えモード。昔と違って、田植え機での作業ということもあり、一面の水田は瞬く間に緑の田んぼに早変わり。
ここで、気になるのは農作業をしている人の数。
以前から高齢化は進んでいたが、まだ親の代は多くの人が田植えをしていた。しかし今では農業をやめたり亡くなったりで、実際にやっている人はわずかだ。そのわずかな人が大規模に行っている場合が多い。国策として大規模化を進め、外国や他産業並みに足腰の強い農業を目指してきたわけだから当然のこと。だが問題点も多い。
- 大規模化した分、その人がやめた時の影響が大きい。
- 個人でなく、法人に任せるにしても限界がある。
- 機械化を進めた結果、地域の絆(コミュニティー)が失われている。
- 将来の日本の農業と食が危ない。
地域コミュニティーの再生が叫ばれる今、あの頃に戻ることはできないが、地域に一体感のあったあの頃の早苗饗が懐かしいね。